理美容店を利用しない未利用者 その理由
Posted on | 3月 1, 2023 | No Comments
世の中には理美容店を利用しない人が一定数います。その理由は様々です。
あるネットメディアに年収850万円の50代の公務員女性の生活が紹介されていましたが、カットは自分でするだけでなく、タオルは切って雑巾にして使うなど、自ら貧乏性を認識し、節約生活を楽しんでいる様子が紹介されていました。
意外と貧乏性の人は収入の多寡にかかわらず多いのかもしれません。
理美容店を利用しない未利用者の理由は、心因性のものありますが、ライフスタイル、経済面によるものが多い。
心因性は、対人接触障害(対人恐怖症、社交不安症など)などで、多くはありませんが近年増加傾向にあります。
ライフスタイルは、冒頭に紹介した貧乏性をエンジョイする人や、ヘアに無頓着・無精な人、理美容店で過ごす時間を惜しむ人、ホームカットで家族のコミニュケーションを大切にする人、ヘアドネーション活動をしている人などがいます。
このほか、南極観測隊の隊員など環境面で利用できない人も例外的ながらいます。
経済的な理由で理美容店を利用しない、できない人もいます。利用しないまでも利用回数を減らさざるを得ない人は少なからずいるはずです。
実際には、いくつかの理由が複合して理美容店を利用しないの思われます。
理美容店を1年間に1回も利用しない人を未利用者とすると、未利用者の比率は20%近くになります。エステティックやネイル、アイビューティなど他の美容系サロンは80%以上が未利用者率なので、これらの美容サロンに比べるとはるかに少ない。
未利用者の少なさが理美容サロン市場規模を他の美容サロンより大きくしている最大の要因になっています。
この未利用者の比率は、長期にはライフスタイルの変化、短期には経済動向によって左右されます。
さて、最近はウクライナ戦争の影響から食料品や燃料費が上昇しています。これらの上昇分に見合う賃金上昇があればいいのですが、そうでない場合は経済的要因から未利用者が増えるかもしれません。春の賃上げ次第です。
タグ: 未利用者, 髪にまつわるエトセトラ