データ分析読解の技術

Posted on | 7月 1, 2022 | No Comments

世の中には、統計データを使った怪しい情報がある。「人口あたりの美容室が日本一多い秋田県は見栄っ張り」「頭の薄い人ほど裕福」、、、などなど。

理美容業界に関係する実例などをあげて、怪しい分析らしきものに騙されないためのデータ読解のポイントを丁寧に紹介したのが『データ分析読解の技術』。

理美容業界以外の実例も豊富で、朝日新聞や日経新聞など大手新聞の誤解を招く記事や、自治体の間違った公開情報について具体的、かつ詳細に解説している。著者の菅原琢さんは政治学者で、難しい統計学とは違った視点でデータを読み解く。

理美容業界にも何やら怪しい統計データによるエビデンスをうたった広告や記事がある。そんな怪しい分析を見破るために参考になる。ただし、理美容業界の事例は前述の2例のみ。統計、とくに相関係数に興味のある人は一読してもいいかもしれない。

『データ分析読解の技術』（中公新書ラクレ）
著者：菅原琢
版元：中央公論新社
発行日：2022年3月10日

タグ: 本の紹介

Comments

Comments are closed.

データ＜資料／政府、日本公庫＞

【美容系料金／2022年】
小売物価統計調査より
＜2023年4月21日＞
（県庁所在都市の平均）
品目／料金(円)／(前年比)
理髪料／3,610(+4)
パーマネント代／8,369(+34)
カット代／3,642(+18)
ヘアカラーリング代／6,079(+36)
エステティック料金／11,994(+94)
・47都市の料金は、こちら
・品目詳細、料金算出は、こちら
‥‥‥‥‥‥‥‥
【消費者物価指数／2023年】
＜2024年1月19日発表＞
品目：指数(前年比)
総合指数：105.6(＋3.2)
理髪料：101.8(＋1.4)
パーマネント代：102.8(＋2.3)
カット代：102.9(＋1.9)
ヘアカラーリング代：102.8(＋2.2)
エステティック料金：104.7(＋2.1)
＊2020年＝100
‥‥‥‥‥‥‥‥
【美容品目の家計調査／2023年】
1世帯当り年間支払金額
＜2024年2月6日発表＞
品目：金額(前年比)
理容：4882円（-12）
パーマ：2472円（-17）
カット：6803円（+264）
その他：2万2928円（+1259）
＊家計調査「二人以上の世帯」より
‥‥‥‥‥‥‥‥
【日本政策金融公庫・生衛融資】
＜2024年4月1日発表＞
融資の種類：利率
・無担保融資の基準金利：2.15-3.25％
・有担保融資の基準金利：1.15-2.85％
・マル経融資（特利Ｆ）：1.25％
＊条件によって金利が違います。
＊上記以外の融資と利率は
日本公庫融資情報