美容室離れ、緩やかに進む
Posted on | 6月 26, 2022 | No Comments
女性の美容室離れが緩やかに進んでいる。1年間に一度も美容室を利用しない女性は、この10年間で8.7%ほど増えた。
ホットペッパービューティーアカデミーが6月23日発表した「美容センサス2022年上期」による。
同調査では、1年間に1回以上以上の利用した人の割合を利用率として集計している。調査年によって振れはあるものの、傾向としては減少トレンドにあり、最高値は2013年調査の90.0%だった。2022年調査では81.3%で、過去11年間で最低だった。美容室を利用しない女性は緩やかながら増えている。
美容室を利用しない女性は、対人関係が苦手な人や、1度カットしたら5年間は伸ばし放題でも平気な無頓着な人など一定数いるが、近年増える傾向にあるのは、美容家電などセルフ美容機器の進化、コロナによる美容室控え、また経済的な面で利用を控える人が増えているのが背景にありそうだ。
明確な理由は不明だが、利用率の減少は美容室の市場規模を縮小させる要因であるのは間違いない。
*グラフは、ホットペッパービューティーアカデミー(2014年まではビューティワールド総研)のデータをもとに作成
【調査概要】
調査名:美容センサス2022年上期≪美容室・理容室編≫
調査目的:女性・男性の過去1年間における美容サロンの利用実態を把握し、 美容に対する意識をとらえる
調査方法:インターネットによるアンケート調査
株式会社マーケティングアプリケーションズの「MApps Panel」を利用
調査対象:全国、 人口20万人以上の都市に居住する15~69歳の男女
女性・男性 各6,600サンプル
※人口20万人以上の都市の人口比率によってエリアごとに割付
※男女それぞれ、 年齢5歳刻みで均等割付
調査実施時期:2022年2月10日(木)~2月18日(金)
タグ: ホットペッパービューティーアカデミー, 利用率, 美容室離れ