貧困層に無料カットのボランティア
Posted on | 7月 31, 2021 | No Comments
活動の広がりを期待
理美容店を利用しない人は約15%いる一方、日本の貧困率は16%で、ほぼリンクしています。
もちろん、貧困だけが利用しない理由ではないが、貧困がひとつの、しかも重大な理由と推測されます。
そんな日本の貧困層の現状があるなか、貧困者を対象に無料でカットのボランティア活動をしている女性美容室経営者からメールをいただきました。
新潟で美容室を経営している、関原英里子さん。貧困者への思い、さらに理美容業界への呼びかけが綴られています。以下、全文(原文のまま)。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
新潟で美容室を経営しています。
今、貧困家庭、ひとり親家庭向けに、無料のカットをしています。NPO団体のフードバンク上越とコラボしてやっています。
ニュースでも生理用品が買えない家庭があり、理美容室に行くことが出来ない家庭も多いと聞き、ボランティアをすることにしました。一か月10人限定で行っていますが、募集をかけるとすぐに埋まってしまうのが現状です。
高齢者向けのボランティアは結構やっていますが、このような環境の方々のボランティア活動はまだまだ少ないです。是非、ニュースで取り上げていただき、一件でも多くの理美容室がボランティア活動をしていただけたらと思います。
また、8月22日にはシャンプーやスタイリング剤なども配布します。これにはロレアルさんやシュワルツコフさんが協賛してくださいます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
関原さんは、理美容師さんによるボランティア活動の広がりを期待してます。
*貧困率、利用率について
貧困率は、国民生活基礎調査(厚生労働省)。
利用率は、美容センサス(リクルート)、サロンユーザー調査(NBBA)などによる推定値。
タグ: ヘアカットボランティア, 理美容師の社会貢献, 社会貢献