「#PrideHair・サロン」プロジェクトが始動
Posted on | 12月 19, 2020 | No Comments
「ダイバーシティに配慮した美容室が増えて欲しい」という願いを受けて、パンテーンの「#PrideHair・サロン」プロジェクトが2020年12月17日始動した。
同プロジェクトの展開を前に12月15、16の両日、美容サロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル作成のためのオンラインワークショップが美容師もまじえ開催された。テーマは「マニュアルの内容について」などだったが、「多くの美容サロンにおいて、LGBTQ+が抱える課題についてそもそも意識されていない」という課題が指摘された。
ディスカッションのレポート
特に活発な意見が交わされたのは接客について。
「彼氏・彼女の話題になると気まずい」という体験談が多数挙げられ、それらの話題に及ばないように、ヘアサロンを転々としていたり、会話をあまりしないようにしていたりするため、本当になりたい髪型オーダーし、実現することができないという意見が挙げられた。
さらに、トランスジェンダーの参加者からは、「短い刈上げにしたいと言っても、似合わないと言われ、ボーイッシュなショートカットにしかしてもらえなかった」という体験も語られた。
一方で、「本当に自分にとって居心地の良いヘアサロンが見つかってからは、色々な髪型をオーダーできるようになり、ヘアサロンへ行くのが楽しみになった」という声や、「『予約時のお名前で呼ばせて頂きます』とHPに記載があると、それだけで配慮してもらえているという安心感が得られて嬉しい」というポジティブな意見も挙げられ、美容師の方からは、「美容室は前提として、お客様を素敵にし、ワクワクさせる場所であるべきだと思う」という意見も交わされた。
これらも踏まえ、LGBTQ+フレンドリーなヘアサロンとは、ジェンダーに関わらず、ひとりひとりの多様性や個性に寄り添っていることが重要なのではないか、という意見への賛同が集まった。
なお、同プロジェクトの今後の展開として
1.日本初の美容サロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアルの作成と普及
2.プロジェクトに賛同するサロンを全国に広める活動
3.LGBTQ+当事者への多様性を尊重するヘアサロンの情報提供
4.LGBTQ+当事者と多様性を尊重するヘアサロンがマッチングしやすい仕組みづくり
などを予定している。
(情報/プレスリリース)
タグ: #PrideHair, ダイバーシティ, パンテーン