「まつ毛カール」と「マツエク」が双璧
Posted on | 7月 13, 2020 | No Comments
アイビューティサロンの利用メニュー
アイビューティサロンはマツエクサロンともいわれ、まつ毛エクステンション専門店に思っている人がいるが、実際は「まつ毛パーマ・カール」がマツエクと双璧なメニューになっている。
美容センサス2020年上期 資料編(ホットペッパービューティーアカデミー/リクルートライフスタイル)による。
1年間に利用したメニューの質問(複数回答)に
女性は「まつ毛パーマ・カール」が前期比8.8%ポイント増え49.2%になり、マツエクの56.2%に迫る。2016年調査開始以来、この傾向は続いている。
男性は「まつ毛パーマ・カール」が49.8%を占め、マツエクを抜いてトップだった。
男女とも、目立ちすぎない程度の目元のおしゃれを楽しむ傾向にあるのかもしれない。
美容センサス2020年上期 資料編(詳細版)
アイビューティサロン編サマリー
利用率
女性全体の利用率は7.5%、前年比0.2pt増で横ばい。
– 20代(18.2%)の利用率が最多。
– 15~19歳は前年比2.9pt増。20代女性は4年連続で増加し、約1.7倍に。
男性全体の利用率は3.3%、前年比0.4pt増で横ばい。
– 20代(7.7%)の利用率が最多。
– 15~19歳は前年比1.6pt増で、利用率が増加に転じる。
利用経験率
女性全体の利用経験率は15.7%、前年比0.6pt増で横ばい。
– 20代(29.1%)の利用経験率が最多。
男性全体の利用経験率は5.2%、前年比0.3pt増で横ばい。
– 20代(10.7%)の利用経験率が最多。
1回あたり利用金額
女性全体の1回あたり利用金額は5,184円で、前年比187円増(3.7%増)。
– 年代別では、20代、40代がともに5,301円で高い。
男性全体の1回あたり利用金額は3,956円で、前年比117円減(2.9%減)。
– 20代、30代ともに2019年上期より減少傾向がみられる。
年間利用回数
女性全体の年間利用回数は、平均4.95回、前年比2.4%の減少。
– 年代別では、40代(6.22回)の利用回数が多い。
男性全体の年間利用回数は、平均2.97回、前年比11.2%増で大きく増加。
各メニュー利用率
女性全体の各メニューの利用率は、「まつげエクステンション」(56.2%)が最多。次いで「まつげパーマ・カール」が49.2%(前年比8.8pt増)。
– 「まつげエクステンション」は20代(63.8%)が6割以上で多い。15~19歳では「まつげパーマ・カール」(54.1%)の利用率が最も高い。
男性全体の各メニューの利用率は、「まつげパーマ・カール」(49.8%)、「まつげエクステンション」(41.9%)、「アイブロウ(眉)」(41.0%)が4割以上。各メニューの利用率はいずれも前年を下回っている。
– 「まつげパーマ・カール」の30代以下の利用率はいずれも5割以上、「まつげエクステンション」は30代(46.8%)の利用率が高い。
過去1年の店販購入/経験・興味
女性全体の過去1年の店販商品購入率は16.5%(前年比1.2pt増)。購入経験者は37.8%。
– 50代の購入率(23.1%、前年比9.6pt増)が高い。
男性全体の過去1年の店販商品購入率は24.0%(前年比5.0pt減)。購入経験者は67.7%。
– 20代の購入率(28.3%)が高い。
過去1年の店販購入※総額
女性/平均1万2,156円で、前年比4,490円増(58.6%増)。
男性/平均1万3,277円で、前年比1,415円増(11.9%増)。
サロンで購入した商品(過去1年店販購入※者)
女性/「まつげ美容液、コーティング剤」(65.9%)が前年に引き続き最多。
男性/「アイメイク用品(マスカラ、アイブロウ、アイシャドウなど)※1」(55.8%)が前年に引き続き最多。
店販購入/の意向
女性全体の店販購入の意向は78.7%、前年比7.3pt増。
– 40代の購入意向(88.5%)が高い(前年比19.1pt増)。
男性全体の店販購入の意向は89.9%(前年比0.3pt減)で横ばい。
– 20代の購入意向(89.1%)は前年比7.4pt減。
過去1年のサロン予約方法
女性全体の過去1年のサロン予約方法は「ネット予約・計※」が77.3%で前年比3.0pt増、2017年上期以降増加が続いている。そのうち、「スマートフォン※」の「美容関連店の予約サイト(アプリ含む)」が最多(40.2%)。
一方、「電話をして予約」は15.7%で同1.3pt減、2017年上期以降減少が続いている。
– 「ネット予約・計※」の前年からの増加幅が最も大きかったのは50代(前年比6.6pt増)、次いで40代(同6.0pt増)、20代(同5.6pt増)と続く。
男性全体の過去1年のサロン予約方法は「ネット予約・計※」が52.1%で前年比9.0pt減、そのうち、「パソコン※」の「サロンのホームページ」が最多(12.4%) 。「電話をして予約」は24.9%で同5.7pt増。
– 20代では「パソコン※ 」による予約が35.9%と他年代より高い。
サロンのネット閲覧・予約
女性/1年以内にサロンのネット閲覧・予約をした人は4.8%。閲覧のみの人を含めた1年以内利用者は7.7%。
– 1年以内利用者は20代(18.1%)が最多。
男性/1年以内にサロンのネット閲覧・予約をした人は1.1%。閲覧のみの人を含めた1年以内利用者は2.8%。
– 1年以内利用者は20代(6.6%)が最多。
ネット閲覧・予約時に利用したサイト(過去1年ネット閲覧・予約者)
女性/ネット閲覧・予約時に利用したサイトは、「ホットペッパービューティー」が78.3%で最多。
– 「ホットペッパービューティー」の利用率は特に40代(90.2%)が高い。
男性/ネット閲覧・予約時に利用したサイトは、「ホットペッパービューティー」が44.6%で最多。次いで「楽
天ビューティー」(32.4%)が続く。
クーポン利用経験(サロン利用者)
女性/女性全体のクーポン利用率は68.9%。「クーポンによって初めてのメニューを試した」人は17.1%、「クーポンでいつものメニューを安く利用した」人は16.3%。
– クーポン利用率は15~19歳(78.4%)、20代(75.2%)が高い。
男性/男性全体のクーポン利用率は77.9%。「クーポンによって普段より高いメニューを選んだ」人は22.1%、「クーポンによってサロンへ行く回数が増えた」人は20.7%。
– クーポン利用率は30代(83.0%)が高い。
サロンの使い分け(サロン利用者)
女性全体では「基本的に1つのサロンを使い続けている」(47.6%)が最多。次いで「ある程度決まったサロンはあるが、ときどき新しいサロンも使っている」(25.5%)。
– 年代が高いほど「基本的に1つのサロンを使い続けている」が高く、50代は71.8%。一方、15~19歳、20代では「ある程度決まったサロンはあるが、ときどき新しいサロンも使っている」「特に決まったサロンはない(毎回、新しいサロンを使っている)」が他年代より高い。
男性全体では「ある程度決まったサロンはあるが、ときどき新しいサロンも使っている」(44.2%)が最多。次いで「基本的に1つのサロンを使い続けている」(28.1%)。
– 15~19歳では「基本的に1つのサロンを使い続けている」(36.8%)、30代では「ある程度決まったサロンはあるが、ときどき新しいサロンも使っている」(55.3%)が他年代より高い。
最もよく利用するサロンの立地(サロン利用者)
女性全体が最もよく利用するサロンの立地は「自宅近くにあるサロン」(40.0%)が最多(前年比5.1pt減)。次いで「通勤・通学圏内にあるサロン」(35.3%)。
– 「自宅近くにあるサロン」は50代(46.2%)が高い。
男性全体が最もよく利用するサロンの立地は「通勤・通学圏内にあるサロン」(42.4%)、「自宅近くにあるサロン」(39.6%)が高い。
– 「自宅近くにあるサロン」は15~19歳(57.9%)、「通勤・通学圏内にあるサロン」は20代(44.6%)、30代(48.9%)が高い。
初回来店時にサロン選びで重要視したポイント(サロン利用者)
女性全体が初回来店時にサロン選びで重要視したポイントは「ネットの口コミが良い」(33.3%)が最多(前年比7.7pt減)。次いで「ネット予約できる」(23.7%)が続く。
– 40代以下では「ネットの口コミが良い」、50代では「料金が明確」の重視度が最も高い。
男性全体が初回来店時にサロン選びで重要視したポイントは「ネットの口コミが良い」(17.5%)、「ネットに掲載されている情報で自分に合いそうなスタッフを見つけられる」(16.1%)が上位。「友人・知人の口コミが良い」は2年連続減少する一方、「交通の便が良い」「料金が明確」などは増加傾向がみられる。
– 15~19歳では「ネットに掲載されている情報で自分に合いそうなスタッフを見つけられる」(21.1%)、20代では「ネットに掲載されているデザインやスタイルが良い」(22.8%)、30代では「ネットの口コミが良い」(17.0%)の重視度が最も高い。
初来店時の意識
女性全体では、初来店時に自分が入ってもいいかについて「気になる・計」は52.5%。
– 「気になる・計」は15~19歳(57.2%)が最多。
男性全体では、初来店時に自分が入ってもいいかについて「気になる・計」は53.9%。
– 60代では、「全く気にしない」(31.8%)、「とても気にする」(44.8%)が高く、二極化する傾向がみられる。
現在利用サロンの認知経路(きっかけ・情報源)(サロン利用者)
女性全体の現在利用サロンの認知経路(きっかけ・情報源)は「予約・口コミサイト(ホットペッパービューティーなど)」(49.6%)が最多(前年比6.5pt減)。次いで「友人・知人の口コミ・おススメを聞いて」(23.1%)が続く。
– 15~19歳では「友人・知人の口コミ・おススメを聞いて」(32.4%)が最多。20代~50代では「予約・口コミサイト(ホットペッパービューティーなど)」が最も多く、特に40代(63.9%)の高さが目立つ。
男性全体の現在利用サロンの認知経路(きっかけ・情報源)は「友人・知人の口コミ・おススメを聞いて」(25.8%)が最多(前年比5.1pt増)。次いで「予約・口コミサイト(ホットペッパービューティーなど) 」(18.9%)が続く。
– 「友人・知人の口コミ・おススメを聞いて」は20代(27.2%)が他年代より高い。
現在利用しているサロンの継続理由(サロン利用者)
女性全体の現在利用しているサロンの継続理由は「ネット予約できる」(42.2%)が最多。前年比では「予約が取りやすい」(9.8%)が6.3pt減少している。
– 40代は「自分でイメージした通りの仕上がりにしてくれる」、50代では「自宅から近い」「料金が明確」「料金がリーズナブル」がいずれも2割以上で他年代を上回る。
男性全体の現在利用しているサロンの継続理由は「ネット予約できる」(20.7%)、「当日予約が可能」(18.0%)が上位。2019年上期以降、「ネット予約できる」は減少、「当日予約が可能」は増加が続いている。
– 15~19歳、20代は「ネット予約できる」、30代は「当日予約が可能」が継続理由として最も多い。
現在利用しているサロンの利用目的(サロン利用者)
女性全体の現在利用しているサロンの利用目的の1位は「きれいになりたいから」(57.0%)。「自分に自信を持ちたいから」(23.9%)が2位、「身だしなみを整えたいから」(21.7%)が3位。
– 40代では「身だしなみを整えたいから」(36.1%)の高さが目立つ。
男性全体の現在利用しているサロンの利用目的の1位は「きれいになりたいから」(19.8%)。「自分に自信を持ちたいから」(18.0%)が2位、「癒やされたいから」「リフレッシュしたいから」(12.0%)がそれぞれ3位。
– 30代では「疲れを取りたいから」(19.1%)が最多。
サロン利用にかかった時間(サロン利用者)
女性全体で平均61分。前年より4分短い。
– 15~19歳(45分)は利用時間が短い。
男性全体で平均39分、前年並み。
サロン利用にかかる時間の理想(サロン利用者)
女性全体で平均55分。かかった時間の平均(61分)より6分短い。
男性全体で平均40分。かかった時間の平均(39分)より1分長い。
サロンのトライアル意向(サロン非利用者)
女性全体の非利用者のサロンのトライアル意向は、「意向あり・計」が13.4%。
– 年代が低いほどトライアル意向が高く、15~19歳の「意向あり・計」は29.3%。
男性全体の非利用者のサロンのトライアル意向は、「意向あり・計」が3.4%。
– 年代が低いほどトライアル意向が高く、15~19歳の「意向あり・計」は9.1%。
自宅ケア 実施率
女性全体の自宅ケア実施率は、「まつげ美容液」( 13.3 %)が最多。「カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ」( 11.8 %)は前年比 1.0pt 増。
–20 代の自宅ケア実施率が高く、「カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ」は 30.4 %、「まつげ美容液」は 25.2 %。
男性全体の自宅ケア実施率は、「カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ」が 4.6 %(前年比 0.9pt 増)で最多。
–15 19 歳、 20 代の自宅ケア実施率が全般的に高く、「カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ」は 15 19 歳は 9.8 %、
20 代は 10.4 %。
美容センサス2020年上期 資料編(詳細版)では、年代別、経年データやグラフ化されたデータが掲載されている。
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/census/2020-1st-half/22199/
タグ: まつ毛カール, アイビューティサロン, ホットペッパービューティーアカデミー