まつ毛パーマ は事故待ち?
Posted on | 8月 10, 2019 | No Comments
目元は美のポイント、まつ毛パーマが再び流行っています。目元の美容には、まつ毛エクステンションという有力な方法がありますが、まつ毛パーマにはまつ毛エクステにはない魅力があります。
目元パッチリの効果はまつ毛エクステほどはではないにしろ、地毛だけなので毎日の手入れに気をつかわずに済むのが最大の魅力です。まつ毛エクステとは違い、装着する違和感がないのも好感されています。
まつ毛パーマについては、昭和60年(1985)の通知で、コールドパーマネントウエーブ用剤の目的外使用として、まつ毛への施術は禁止されています。この通知が発出されて30年以上が経ち、ウエーブ用の用剤も進化し、化粧品のカール剤が登場しました。医薬部外品のウエーブ用剤ほどもちはよくありませんが、通知で指定されたコールドパーマネントウエーブ用剤とは違うとの認識で、まつ毛パーマで使用されています。
まつ毛パーマは、美容店、エステサロンなどで顧客に施術しているほか、家庭でも行われています。インターネットでまつ毛パーマ用のキットが販売されていますが、家庭用と思われるキットが多く見受けられます。
まつ毛エクステについては、平成20年の通知で、美容師の独占業務になりましたが、まつ毛パーマの規制はなく、誰でも行えます。まつ毛エクステが美容師の独占業務になった背景には事故の多発があります。まつ毛パーマも目元で行う施術だけに危険は高く、しかも現在使用されているカール剤に含まれる成分(システアミンなど)についても危険性を指摘する意見があります。
非常にあやういまつ毛パーマですが、幸いいまのところ社会的に問題なるほどの事故件数は発生していません。このままなら規制を受けることはなさそうですが、現状について「事故待ち」などと不謹慎なことをいう人も一部にいます。事故が多発すれば、行政もそれに対応することになります。
時代は規制緩和の流れにあります。まつ毛パーマに携わる人は、事故が発生しないように万全の体制で臨んでほしいものです。
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