女性まつエク市場は約1200億円

Posted on | 6月 14, 2019 | No Comments

ホットペッパービューティーアカデミー（リクルートライフスタイル）が2019年6月13日発表した「美容センサス2019年上期」アイビューティーサロン編のデータをもとに試算すると、女性のまつエク市場はおおよそ1200億円規模になる。

この1年間でまつエクをした女性（利用率）は7.3％で、2012年の調査開始以来、最高だった。利用した女性の年間利用回数は5.07回で、1回当たり支払った料金は4997円。利用回数、支払い料金とも前年を上回った。

女性人口（総務省、2019年5月1日速報値）は6479万人なので、
利用率（473万人）×利用回数（5.07回）×1回当たりの料金（4997円）
を乗算すると1198億円になる。

まつエクをする男性もいるが利用率（2.9％）はわかるものの利用回数､料金が不明なので外したが、大雑把に推測すると800億円程度。男女を合わせたまつエク市場は2000億円程度になりそうだ。

女性の利用率、利用回数、支払い料金はいづれも増加傾向にあり、今後の市場拡大が期待される。課題は以前まつエクした女性の7.8％がこの1年間していないことだ。継続して利用してもらうかがポイントになる。

アイビューティーサロン編のサマリーは次の通り。

利用率(【男女】、男女表記以外は女性のみ）
女性全体の利用率は7.3％、前年比0.6pt増で横ばい。30代は前年比2.5pt増。
男性全体の利用率は2.9％、前年比0.5pt減で横ばい。

年間利用回数
年間利用回数は女性全体で5.07回、前年比11.4%増。
年代別では、20代と30代は前年から回数が増加。一方、40代は前年から0.20回減（前年比3.1％減）と回数が減少。

利用金額
1回あたりの利用金額は女性全体で4,997円で、前年比396円（8.6%増）増加。
年代別では、30代で678円（14.8%）、20代で303円（6.5％）と利用金額が増加。一方、50代では847円減（17.8%）と利用金額が減少。

サロン利用にかかった時間
サロン利用にかかった1回あたりの時間は女性全体で平均65分、前年比5分増。
年代別では、平均が前年から最も大きく増加したのは30代（前年比7分増）。次いで40代（同6分増）、50代（同3分増）。

店販購入
過去1年の店販購入経験・興味
過去1年の店販商品の購入率は女性全体で15.3%。

過去1年の店販購入総額
購入者の過去1年の購入総額は平均7,666円。

店販商品購入のきっかけ・理由
「サロンのスタッフに勧められたから」（43.2％）がトップ。次いで「サロンのスタッフの商品説明が丁寧・分かりやすかったから」（21.6％）。

店販商品とのサロンでの接触状況
女性全体では「スタッフから紹介された」（24.8％）がトップ。店販購入経験・興味別では、「ここ1年間で購入した」人の半数以上が「スタッフから紹介された」と回答している。

サロンの予約方法
「電話をして予約」は女性全体で17.0％で前年比7.0pt減。「ネット予約」は74.3%で前年比7.3pt増。
年代別では、「ネット予約」は30代（78.7％） と20代（78.3%）が8割近くと高い。
50代（70.3％）40代（66.1%）も7割前後がネット予約を利用している。

自宅ケア実施率【男女】
女性全体では、「まつげ美容液」実施率は14.2％で前年比0.3pt減の横ばい。「つけまつげ」は5.4%（前年比1.3pt減）、「カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ」は10.8%（同1.2pt減）でそれぞれ前年から微減。
男性全体の実施率は「まつげ美容液」3.3％（前年比0.5pt減）、「つけまつげ」3.3%（同0.7pt減）、「カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ」3.7%（同0.8pt減）。

調査結果の詳細は
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2019/06/RecruitLifestyle_HBA_20190613_005.pdf

【調査概要】
調査方法
インターネットによるアンケート調査
調査対象
全国、人口20万人以上の都市に居住する15～69歳の男女
• 女性・男性 各6,600サンプル
調査実施時期
2019年2月15日（金）～2月28日（木）

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