日系美容の海外進出を支援

Posted on | 6月 12, 2019 | No Comments

ビューティガレージが「海外進出セミナー」
東証一部上場の美容業界通販大手、ビューティガレージは海外進出支援体制が整ったことから2019年6月11日、東南アジア・台湾などへの「海外進出セミナー」を開いた。

セミナーでは、海外進出に詳しい専門家による各国美容業界の現状レクチャー、現地に進出している日本人経営者によるパネルディスカッション、さらに同社の海外進出支援の説明などが行われた。会場には200名を超える美容系サロンのオーナーらが集まった。

セミナーに先立ち、野村秀輝同社社長があいさつ（上の写真）。
「日本の美容のポテンシャルを拡げるためにも、美容サロンの海外進出を手伝いたい」と語り、なぜＡＳＥＡＮ・台湾をその対象に選んだかを説明。親日的な国であること、政治的に安定していること、成長途上のダイナミズムがあること、さらにジャパンクオリティが評価され通用することなどをあげた。
個人的に5年ほどの海外滞在経験があることも、海外展開を積極的にしているようだ。

セミナーでは、日本企業の海外進出を手がけている山中真次同社海外事業アドバイザー（上の写真）が、ＡＳＥＡＮ・台湾に関する人口、ＧＤＰ、公用語、日系企業進出数などの基本情報から美容市場規模・その動向、各国の有力地場サロン、進出外資系サロン、料金状況、就業ライセンス、就労規制、人件費、開業までの手続き、さらに開業費用などを詳細にレクチャーした。

パネルディスカッションでは、山中真次氏をナビゲータに大曽根貴子（シンガポール、Facia Ginza Singapore）、石橋正樹（マレーシア、76STYLE）、東出一樹（LIM Hair）、坂手遼治（インドネシア、HAIR LOUNGE Ryoji Sakate）の4氏がパネラーとして登壇（写真・左より山中氏、以下表記順）。
進出の際の苦労、スタッフの教育・育成、来店客の客層、コスト構造の特徴、プライベートな生活面、進出してよかったこと、今後の展望などのテーマでそれぞれ自サロンでの経験を踏まえディスカッションした。

このあと、海外進出の支援を行う同社コンシェルジェ室の担当者が、支援の仕組みや体制、その内容を説明した。

パネルディスカッションに登壇したパネラーの4カ国は親日的な国ではあるが、やはり進出に際しては外国ならではの苦労はあり、またリスクもつきものだが、支援体制が準備されたことで、そのハードルは一段低くなった。
同地域への進出では、韓国が先行しているといわれるが、同地域の富裕層は安心・安全で信頼度の高い日本ブランドの評価は高く、日本美容の進出は成功する可能性は高そうだ。

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