全理連 第176総会を開く
Posted on | 3月 11, 2019 | No Comments
全理連は2019年3月8日、第176総会を開き、平成31年度計画案件など、すべての上程議案を承認した。
第1号議案・平成31年度事業計画案、第2号議案・同収支予算案、第3号議案・同借入限度額の3議案。
議案審議先立ち、厚生労働省の竹林経治生活衛生課長、日本政策金融公庫の片岡佳和常務取締役が来賓として祝辞を述べた。
竹林課長はキャッシュレス決済への支援、生衛業の生産性向上のためのマニュアル作成、ICTの導入の必要性、また高齢者や女性客、インバウンドへの対応が理容業にとって重要とし、「的確にニーズを把握することが大切で、そのニーズに対応することが安定的な経営に結びつく」などと語り、厚生省として理容組合を支援していくとした。
片岡常務取締役は、公庫として生衛業の生産性向上に取り組んでいることなどを話し、「新年度も十分な資金を確保できた。4月からはさらに有利な利率が利用できる新しい制度を運用する」などと述べ、資金面でバックアップすると語った。
総会で、上程議案の説明にたった大森利夫理事長は、ダブルライセンスの推進、訪日外国人・在日外国人のインバウンドへの対応、政府補助金を活用したキャッシュレス化の導入の必要性など「組合員店の売上げが増加に転じる支援をする」方策を説明。また2021年に日本で開催される世界理美容選手権大会を通じて、日本の理容の素晴らしさを世界に発信したいとし「日本の理容のレガシーにしたい」と意気込みを語った。このほか、生衛関係の補助金助成事業への対応などで協力を求めた。
質疑では、全理連の取組を評価しつつも、理容学校への入学者数の減少に歯止めがかからない現状を危惧する意見などがだされたが、上程議案はすべて原案通り可決承認された。
全理連の第176総会。左から、来賓祝辞を述べる竹林経治厚生労働省生活衛生課長、片岡佳和日本政策金融公庫常務取締役と上程議案を説明する大森利夫全理連理事長(会場は、全理連ビル9階)
平成31年度事業計画、同予算の概要は
http://ribiyo-news.jp/?p=24945
タグ: キャッシュレス決済, 世界理美容選手権大会, 全理連総会