海外での美容師活動に注意喚起 中国で違反摘発が相次ぐ
Posted on | 4月 10, 2025 | No Comments
中国・北京で、日本人美容師3人が出入国管理法違反の疑いで中国当局に拘束された。2025年4月8日に拘束されたとみられ、各報道機関が4月9日から10日にかけて報じている。
報道によると、3人は就労許可の範囲を超えた業務を行っていた疑いが持たれており、14日間の拘留が見込まれているという。
同様のケースは2025年2月下旬にも発生しており、日本料理店の関係者や美容師を含む日本人3人が、同様の容疑で14日間拘束されたばかりだった。中国当局はこうした摘発を強化しており、在中国日本大使館は「就労許可以外の活動は行わないように」と注意を呼びかけている。
日本人理美容師の海外進出は近年増加傾向にある。特にアジア圏では日本の技術や接客が高く評価され、現地からのニーズも多い。待遇やキャリア面でのメリットを期待する声も大きいが、国ごとに異なる法制度や就労ビザの条件に対する理解と事前準備が不可欠だ。
理美容業は多くの国で「自国民優先」の規制があり、外国籍の美容師が働くには厳しい条件が課される場合もある。今後海外での活動を検討する際は、現地の法制度を正しく把握し、信頼できるエージェントや現地サロンとの連携のもとで安全な就業体制を整えることが重要となる。
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