田谷 平成30年3月期決算も赤字
Posted on | 5月 8, 2018 | No Comments
東証一部上場の大手美容室、田谷は2018年4月26日、平成30年3月期決算を発表。売上高は前年比7.5%減の105億円、純損益は1.3億円の赤字だった。
「中期経営改善計画」(2016年度~2018年度)で、積極的な経営を展開してきたが、既存店ベースの入客数は前期比3.7%減、既存店売上高は前期比3.5%減と厳しい結果になった。
その結果、売上高は10,545百万円(前期比7.5%減)、営業損失46百万円(前期は営業利益28百万円)、経常損失57百万円(前期は経常損失31百万円)、当期純損失は132百万円(前期は当期純損失177百万円)になった。
なお、今期10店舗を閉鎖し、年度末店舗数は美容室126店舗と小売店1店舗になった。
同社では、中期計画の(1)人事施策(2)営業施策(3)店舗施策(4)コーポレート施策の4つの施策を軸に、引き続き顧客に対して同社の持つ技術力・サービス力を高め提供することで、次期黒字化を目指す。とくに従業員の待遇改善をして優秀な人材を確保し、業績回復に結び付けたいとしている。
同社の赤字は6期連続で、、同社では「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が継続して存在しているものと認識」していて、これに対しては「既存借入金のリファイナンス資金の調達を目的としたシンジケートローン契約を取引金融機関と締結しており、当事業年度における資金状況及び今後の資金繰りを検討した結果、当面は事業活動の継続性に懸念はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。」としている。
(情報/IR)
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