理容店を舞台にしたビジネス書「小さくても勝てます」
Posted on | 11月 17, 2017 | No Comments
東京・西新宿で繁盛理容店を経営している大平法正さんをモデルにしたビジネス書が2017年12月7日発行される。「小さくても勝てます」(さかはらあつし著、ダイヤモンド社)。
大平法正さんが経営するのは、あの「理容室ザンギリ」。来店する顧客を対象に調査する「理容談義」が秀逸で、当メディアでも紹介したことがある。直近では「第48回衆議院選挙結果は満足か?」をテーマに理容談義をしている。
理容室「ザンギリ」二代目のオレは、理容組合のコンペでグランドチャンピオンになるほどの腕前を持っているが、店では閑古鳥が鳴いている。
さらに、「10分1000円」の低料金の店の台頭や若者の美容室への移行で、理容業界全体が青息吐息の状態。理容師の数も激減し、昔ながらの理容室は次々と姿を消している。
そんな状況ではあるが、幼い頃から理容を愛してやまないオレは、なんとか「ザンギリ」を繁盛する理容室にしたい。だけど、何をどうすればいいのかわからない。
将来への不安に押しつぶされそうになっているそんなオレの前に、ある日、関西弁でまくしたてる元経営コンサルタントで自称映画監督の役仁立三という男が客として現れる。一見、胡散臭そうだが、理容業界の現状を分析する洞察力には驚かされる。
そこでオレは、自分の悩みを打ち明けたうえで、調髪料を無料にする代わりに、理容室を繁盛させるためのアドバイスを頼んだ。
ところが、来店するたびに立三が指示する内容は、業界の常識を覆すような非常識なものばかり。それでも、言われたことを愚直に実践し続けるうちに、徐々に来店客が増え始め、店の知名度も上がり、売上も上向き始めた。
そして、やがて行列ができるほどの成長を遂げる。
著者が米国でMBAを取る過程で学んだ経営・経済理論や、経営コンサルタントとして実績をあげた企業戦略を、スモールビジネスや一般ビジネスパーソンが一発逆転するために使える「10の理論戦略」「15のサービス戦略」として紹介する。
西新宿に実在する理容店を舞台に、経営コンサルタントと理容師が「行列のできる理容室」を作り上げる軌跡を描いた実話に基づくストーリー。
アマゾンから入手できる。
単行本(ソフトカバー) 1620円
出版社:ダイヤモンド社
単行本(ソフトカバー): 320ページ
ISBN-10:4478103860
ISBN-13:978-4478103869
発売日:2017/12/7
タグ: 国内トピックス, 本