舞踊集団「曼珠沙華」が王朝絵巻の世界を表現
Posted on | 4月 24, 2017 | No Comments
平安王朝の絵巻を21世紀のいまに蘇らせる歌舞が2017年4月23日行われ、観客を古えの時代絵巻に誘なった。公演したのは、舞踊集団「曼珠沙華」。
国内では無名に近い舞踊家集団だが、国際的には欧州、とくにドイツを中心に、さらに米国でも毎年、公演を行い、日本の王朝文化を伝える舞踊として、国外で高い評価を得ている。
この日、横浜のにぎわい座で行われた公演には観客席に外国人らも混じる中、「曼珠沙華」所属のアーティストが華麗で優美な王朝絵巻の舞を繰り広げ、満員の観衆を魅了した。
公家・皇室家の髪型・髪裝束や衣装については、平安期、室町期、江戸期と3つの時代によって区分されるが、「曼珠沙華」が演ずるのは平安期の頭髪、裝束をイメージ。男性役が被る冠のエイは屹立していて、これは維新前、10代の明治天皇が着装していたことが、当時、天皇に面会したイギリス使節団の一員、ミッドフォードの記録などから知れる。
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