まつ毛エクステンション の教育を 全美連
Posted on | 5月 15, 2010 | No Comments
危害情報が多数寄せられているまつ毛エクステンションについて、厚生労働省は美容師の業務として、「まつ毛エクステンション で危害防止の徹底について」(平成20年3月7日通知)、「まつ毛エクステンションに係わる安全性の確保」(平成22年2月18日、通知)などの書面で徹底を呼びかけているが、美容業界としても、これまで教育が行われていなかったまつ毛エクステンションについて、教育を行っていく。5月12日開かれた全美連第342回理事会で三根卓司理事長が語った。
厚生労働省は、首から上、もしくはボディ以外が美容師(理容師)の業務範囲という見解をかねてより示しているが、美容師の独占業務である、まつ毛エクステンションについては養成施設でのカリキュラムに含まれていないこともあって、本格的な教育が行われていない。このような状況から、まつ毛エクステンション専門の業界団体では、まつ毛エクステンションに特化した新たな資格制度の創設を求める動きもある。
現状では美容師が、まつ毛エクステンションがその独占業務として行うとしても、教育が行われていないのでは、事故が起こる可能性が高いし、実際、美容師でまつ毛エクステンションを積極的に行おうという人は少ない。
そこで、美容業界の総元締めである全美連が業権確保のためにも教育を行うというものだが、危害を受けやすい目に行う施術だけに、より高度で専門的な知識とテクニックが求められる。安易に美容師が行って事故を起こしたら、それこそ美容師の資格そのものが問題視されてしまう。専門団体とのコラボなどが必要になってきそうだ。
なお、まつ毛エクステンション専門の業界団体は、厚生労働省からの一連の通知を受けて、美容師資格取得者が行うことを前提にした、教育認定に事業内容を変更している。
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