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他の美容系サービスより継続性が高い理美容

Posted on | 6月 17, 2016 | No Comments

美容系といわれるサービスはいろいろある中で、理美容は継続して利用する率が高いのがわかった。美容センサス2016年上半期(リクルートライフスタイル)によると、利用した経験のある美容系サービスで、この1年間に利用したことがある利用率から継続性(*)を計算すると、女性は美容室90%だったのに対し、ネイル、エステなどは40%を下回った。

ネイルやエステは未利用者の掘り起こしが業界の拡大に必要とされているが、既存の利用者をつなぎ止めることがより重要なようだ。

女性の場合、美容室への96%の人が経験しており、86%がこの1年間に利用している。継続して利用している人のパーセントは90%になる。
同様にネイル、エステ、リラクゼーション、アイビューティをみると、
美容系サロン 利用 経験 継続率
美容室 86 96 90
ネイル 8 21 38
エステ 9 26 35
リラクゼーション 15 32 47
アイビューティ 5 11 45

エステは経験者のうち1年間に利用した人は35%にとどまる。ネイルも38%だ。これでは市場拡大は難しい。

一方、男性の場合は、半数が理容店を利用しており、その継続性は72%になる。美容室を利用する男性は31%いて、継続性は66%で、継続性の面では理容店に分がありそうだ。
男性の場合は、標本数が少ないがネイル、エステ、リラクゼーション、アイビューティでも継続性は高い。男性は一度利用したら、女性よりも高い確率で継続してサービスを受ける。今後は男性客の掘り起こしが市場拡大の一つのテーマになりそうだ。

もっとも美容室への継続性が高いといっても、行きつけのサロンに継続して利用しているかはこの調査ではわからない。女性、とくに若い女性は、不特定な美容室に行くケースが多いのがわかっている。

各美容系サービスの継続性のグラフ(美容センサス2016年上半期をもとに計算)

各美容系サービスの継続性のグラフ(美容センサス2016年上半期をもとに計算)


(*)継続性の算出方法
継続性=この1年間に利用した人の率/過去に経験したことのある人の率

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タグ: 利用頻度, 美容センサス

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