諸費用の合計は、工事費用の10%程度
Posted on | 4月 29, 2016 | No Comments
美容室内装工事の見積書の正しい読み方(全7回)その7
詳細見積書で、経費をよむ
美容室内装工事見積書の読み方の最終回となりました。
今日のテーマは、内装工事で必要とされる、それぞれの経費です。
詳細見積書がお手元にあるかたは、後ろのほうのページをご覧ください。
経費とは工事材料や工事そのもの以外でかかる費用のことをさし、主に3つあります。
ひとつめは、現場管理費。これは、主に人件費です。
ふたつめは、現場諸経費。これは、主に駐車場代も含む、交通費です。
みっつめは、会社経費です。これは、会社の利益です。職人手配のための電話代からはじまって、うちあわせの人件費などもふくみます。
利益のうわのせ分が高い工事会社さんは、この経費項目そのものを書かないとか、経費としか書かないことがあります。
また、よくあるのは、当初見積書には「別途工事の蘭」に含まれていて、工事の後から、見積書記載外の費用として、駐車場代等の項目で請求があとからくるということです。
諸費用の合計は、工事費用の10%程度が業界標準です。
諸費用の項目は、このように読んでいただくといいでしょう。
(注)諸費用には、設計費はふくみません。
次回から、図面の読み方がテーマです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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