連結売上は増も純利益は減 アルテ 平成27年12月期業績
Posted on | 3月 30, 2016 | No Comments
東証ジャスダック上場のアルテサロンホールディングスは2016年3月24日、平成27年12月期業績を発表。連結売上高は7,092百万円(前期比106.0%)、営業利益は275百万円(同109.1%)、経常利益は311百万円(同102.4%)だった。
減損損失や原状回復費用等の特別損失を計上したことにより、当期純利益は48百万円(同68.3%)になった。
美容業界全体が、消費税増税後の個人消費低迷からの回復が遅れ、依然として来店サイクルの長期化や単価の下落等が続くなど、厳しい状況が本格化しているとした上で、同社ではグループチェーン売上高の底上げを図るために
・営業時間外にも予約が可能なWeb予約システムの活用強化
・メールマガジンを活用し魅力ある情報発信
などを行い、新規顧客の獲得や再来顧客の増加を図った。
その結果、連結子会社のアッシュ既存店は、売上高前期比が100.9%、入客数前期比が101.0%になるなど、回復傾向が見られた。
しかし、同じく連結子会社のニューヨーク・ニューヨークの売上減少や、スタイルデザイナーのフランチャイズ会社の不振・閉店などの影響により、連結会計年度におけるグループチェーンの全店売上高合計は、17,039百万円(前期比101.0%)に留まった、としている。
なお、会計年度末における連結子会社店舗数は、277店舗(アッシュ115店舗、ニューヨーク・ニューヨーク31店舗、スタイルデザイナー121店舗、ダイヤモンドアイズ10店舗)で、グループにおけるFC店舗数は、225店舗(アッシュ96店舗、ニューヨーク・ニューヨーク20店舗、スタイルデザイナー109店舗)だった。
連結子会社店舗数277店舗のほかにも、持分法非適用非連結子会社であるシーエフジェイの国内店舗数7店舗、同じく持分法非適用非連結子会社であるArte Straits Holdings Pte.Ltd.の海外店舗数1店舗(シンガポール共和国)を合わせ285店舗がある。
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