収納で変わる作業効率
Posted on | 7月 31, 2015 | No Comments
収納の基礎知識(全3回)その1
作業効率が生む年商の違いをイメージする
工事費の高い安いは、この収納への考えかたで随分かわってきます。
独立開業されるオーナー様のなかでは、収納について設計図面をごらんになっただけで動線を想定できるかたがすくないです。
そのため、とにかく工事費を安く、という意識が働くときは、総工事費が安い、坪単価が安いお見積を選ばれますが、実は収納が含まれていません。つまり収納を削って安くしておられるわけです。
収納を削ることは、動線を使いづらいまま我慢して作業することにつながります。でも、我慢して作業すると、作業効率がいいわけありません。
この作業効率の良し悪しは、毎日、すこしづつ積み重なります。
毎日、作業動線により効率が5%ダウンするのと、効率をよくして2%アップするのとでは、日々約7%の開きがでます。
もし、売上がご夫婦二人で月商200万円を想定されていたとしたら、作業効率がよい場合と、悪い場合では、毎月14万円売上の違いにもなるということになります。少ないと思いますか?
でも、年間で積み重なると168万円の年商の違いにつながります。
お客様に100%力を注ぎ、笑顔で帰って頂く環境を整えたいと本気で考えているかたであれば、作業効率がいかに大切かは理解いただけると思います。
来月は、美容室として営業するのに最低限必要な収納をそなえた設計と見積かどうかを見極めるのはどこをみればいいのかをお伝えします。
次回もひきつづき、収納がテーマです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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