ウエラがコティ傘下に P&Gが売却
Posted on | 7月 11, 2015 | No Comments
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)は、ウエラなど所有する43の美容関連ブランドを米香水化粧品大手コティ(COTY)に125億ドルで売却する。2015年7月9日、ロイターが伝えた。
売却によって、P&Gは高成長分野に経営資源を集中する。
43ブランドの売上は年間59億ドルあり、買収したコティの売上高は100億ドルを超え、香水分野では世界1位、美容分野でもロレアル、エスティ・ローダーに次いで3位になる。香水分野はコティの本業。
ウエラは、美容室などプロフェッショナル専売品を多く扱っており、日本をはじめ欧米でもウエラブランドを採用しているサロンは多い。
なお、今回の売却発表後、コティ株は4.7%安(9日、終値)になったことについて、ロイターは投資筋の話として「コティが減らせる経費がかなり少ないことや債務(29億ドル)の肩代わり、事業統合の具体的な進め方などが不透明なため」と伝えている。
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