2014年消費支出 理容は復調、美容は減少
Posted on | 2月 1, 2015 | No Comments
総務省は2015年1月30日、平成26年12月の家計調査を発表した。それによると2014年の理美容関係への消費支出は年間(前年比)ベースで、理容3.4%、パーマネントウエーブ▼2.2%、ヘアカット▼1.2%、その他の理美容サービス6.3%だった。理容の復調傾向が見られる反面、美容は落ち込んだ(家計調査「二人以上の世帯」より)。
その他の理美容サービスは大きく伸びたが、エキササイズが牽引したものと思われる。「ライザック」に代表されるように、「美」と「健康」を同時に達成できると期待され、利用者が急増しているようだ。その他の理美容サービスにはエステティックも含まれるが、エステティックに関しては消費者物価指数が示す通り料金が低下し、さらに客離れも進み苦戦している。
理容は利用回数・平均料金とも上昇。パーマネントは利用回数・平均料金とも下がった。ヘアカットは平均料金は上がったが利用回数の減少が響いた。美容室を利用する客の来店周期が延びていることがこの調査からうかがえる。
なお、家計調査2014年12月の月次結果は次の通り。
品目/前年同月比/指数
理容/▼4.1/105.6
パーマ/▼1.7/101.4
カット/2.3/109.1
その他/6.9/139.4
*家計調査「二人以上の世帯」より
*指数は2010年=100。年に換算して算出。
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