サロン増え、1サロンの売上減 ネイル白書より
Posted on | 10月 14, 2014 | No Comments
ネイル産業全体の2014年の市場規模は2166億円で、このうち教育やホームユースなどを除いたネイルサービスの市場は1611億円とわずかに上昇する見込みだ。前年比の伸長率はネイル産業全体が0.3%、ネイルサービスが0.9%になる。日本ネイリスト協会が2014年10月10日発表した「ネイル白書2014-15」(調査・富士経済)による。
一方、サロン件数は2万3600サロンと前年比6.3%増えており、1サロン当たりの売上は低下し、経営状態は厳しくなっている。
サロンを業態別にみると、ネイルサロンは1万1400サロン(1.8%)、美容店を中心としたヘアサロン8300サロン(13.7%)、エステティックサロンなどその他のサロン3900サロン(5.4%)で、ヘアサロンの伸びが大きい。この結果、2014年にはネイルサロンはサロン全体の半数を割り込む見込みだ。
1サロン当たりの売上をみると、ネイルサロンは調査が始まった2010年以来減り続けているが、それでも1348万円を維持している。ヘアサロンは39万円、その他のサロンは106万円と低い。これらの店舗が増えことが、1サロン当たりの売上を押し下げる要因になっている。
トータルビューティサロンが提言され、ネイルの導入が進む美容店業界だが、売上が39万ではその取組み方に問題がある。
また2013年のネイリスト1人当たりの売上はネイルサロンは248万円だが、ヘアサロン・その他は51万円。ネイルサロンでは2011年より10万円ほど増えたが、ヘアサロン・その他は2万6千円ほど下がっている。
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