お店のスタイルを前提にした素材選びを
Posted on | 9月 30, 2014 | No Comments
9.お客を集める外装デザイン(全14回)その9
前回は、10カ条のその⑧で色づかいについてお伝えししました。今回はいろいろな素材のなかから、力強さをもつ人工素材についてです。
<力強さをもつ素材の力を活かす>
10カ条のその⑨は、素材の持つ力を活かす話題のなかの、力強さをもつ人工素材についてです。
鉄、アルミ、ステンレス、ガラス、アクリル、塩ビ、プラスチック、ビニール、コンクリートなどの人工素材は、平面的で直線的な素材のため、力強い印象を与えるのに向いている素材です。
人工素材でできたお店のファサードは、新しさを強調したり、ポップ感、未来性、おもしろさなどの印象を与えたい時に有効です。
その反面、くつろぎや安らぎ感の演出には向いていません。
お手入れがしやすく安い素材が多いのですが、時間がたつと古い印象を与えてしまいますので、お店として長く親しんでもらうには、人工素材だけで仕上げない工夫もあるといいでしょう。
他に強さをもつ素材としては、天然素材である石も直線的にカットすると、堅い印象が生まれます。
人工素材と天然素材を組み合わせた使用面積比の違いでお店のスタイルがかわってきます。
まずは、素材の安さや、デザインでファサードを決めるのではなく、その作業上流のお店のスタイルを決めるところから検討をはじめてみてください。
次回もひきつづき、美容室のファサードについてです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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