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理容業の低迷 目立つ <理美容市場動向・2014年1月>

Posted on | 3月 2, 2014 | No Comments

総務省は2014年2月28日、1月の消費者物価指数、全国小売物価調査、家計調査など一連の統計調査を発表、理容美容関連の指標は低迷したままだった。

消費者物価指数・総合指数(生鮮食料品を除く)は100.3と前月より0.3ポイント下がった。エネルギーや食料品など輸入関連品に加え、白モノ家電や寝具など家庭用耐久材、教養娯楽費が好調だった。家庭用耐久材が好調なのは、増税前の駆け込み需要とみられる。
 理美容サービス(中分類)は99.5で前月より0.1ポイント悪化した。理美容サービスは99.6と99.5に振れて推移しており、不況から抜け出せないでいる。

 4月の増税を控え、2月、3月と高額品や保存のできる商品は需要が増えるだろうが、理美容サービスは増税前の10日間ほどに駆け込み需要が見込める程度だろう。増税後の需要の落ち込みは他の産業と同様懸念されるが、他産業ほど長期に影響を受けることはないだろう。

 消費者物価指数の元データになる全国小売物価調査は、理容、パーマが前月比マイナスだった。理容料金は前年同月比もマイナスで長期の不況下にある。ヘアカラーは1部都市が大幅に上昇した結果、前月比、前年同月比とも上昇した。

一方、消費者の支出状況を示す家計調査(二人以上の世帯)でも、理容は-15.4と大きく落ち込み、理容業の低迷ぶりを裏付けた。
【消費者物価指数(理美容)/1月】
<2014年2月28日発表>







総合 理美容
指数 100.3 99.5
前年同月比 1.3 ▼0.1

パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
‥‥‥‥‥‥‥‥
【小売物価統計調査/1月】
<2014年2月28日発表>

料金 前月比 前年比
理容 3,542 ▼2 ▼3
パーマ 7,811 ▼4 9
カット 3,312 0 ▼9
カラー 5,605 25 15
エステ 11,541 40 18

*都市別料金を単純平均した数値
*前年比は前年同月比

‥‥‥‥‥‥‥‥
【家計調査/1月】
<2014年2月28日発表>

前年比
理容 ▼15.4
パーマ 4.1
カット ▼3.0
美容総合 3.4

*前年比は前年同月比
*家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出

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タグ: 市場動向

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