12月も低迷続く <理美容市場動向・2013年12月>
Posted on | 2月 1, 2014 | No Comments
総務省は2014年1月31日、昨年12月の消費者物価指数、全国小売物価調査、家計調査など一連の統計調査を発表、理容美容関連の指標は相変わらず低迷が続いている。
消費者物価指数・総合指数(生鮮食料品を除く)は100.6と前月より0.1ポイント下がったが好調を維持している。ガソリン、損害保険料などの上昇が押し上げた。理美容サービス(中分類)は99.6と前月より0.1ポイント上昇したが依然100を下回ったまま。前年同月比は▼0.1と低迷が続く。
消費者物価指数の元データになる全国小売物価調査では、理容、パーマ、カット、ヘアカラー、エステティックの理美容サービス関連は下表のとおり低調だった。
一方、消費者の支出状況を示す家計調査(二人以上の世帯)でも、理容、パーマ、カットは前年同月比を下回った。今回のデータを見る限り、理美容サービスは依然デフレ下にある。
食料品、エネルギー関連への支出が増えているため他への支出は抑制されており、現在のインフレ率以上の賃上げがない限り、理美容サービスなど、食料品・エネルギー関連以外の物価が上昇するのは難しいかもしれない。
【消費者物価指数(理美容)/12月】
<2014年1月31日発表>
総合 | 理美容 | |
指数 | 100.6 | 99.6 |
前年同月比 | 1.3 | ▼0.1 |
パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
‥‥‥‥‥‥‥
【小売物価統計調査/12月】
<2014年1月31日発表>
料金 | 前月比 | 前年比 | |
理容 | 3,544 | ▼2 | 0 |
パーマ | 7,815 | ▼6 | 13 |
カット | 3,313 | ▼5 | ▼6 |
カラー | 5,581 | ▼12 | ▼11 |
エステ | 11,500 | ▼77 | ▼22 |
*都市別料金を単純平均した数値
*前年比は前年同月比
‥‥‥‥‥‥‥‥
【家計調査/12月】
<2014年1月31日発表>
前年比 | |
理容 | ▼6.6 |
パーマ | ▼11.7 |
カット | ▼13.4 |
美容総合 | 13.1 |
*前年比は前年同月比
*家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出
‥‥‥‥‥‥‥
【日本政策金融公庫・生衛融資】
<2014年1月16日更新>
融資の種類 | 利 率 |
普通貸付 | 1.45~3.65 |
経営改善貸付 | 1.60 |
上記以外の利率はこちらから
タグ: 市場動向