“ROCK THE YUZEN”のテーマでＹＵＭＩ　ＫＡＴＳＵＲＡ　パリ２０１４コレクション

Posted on | 1月 23, 2014 | No Comments

YUMI KATSURA（桂由美）は2014年1月21日、パリ市内のPAVILLON VENDOMEで、「ＹＵＭＩ　ＫＡＴＳＵＲＡ　PARIS　２０１４コレクション」“ROCK THE YUZEN”を開催した。

YUMI KATSURAは、２００３年よりパリ・オートクチュールコレクションに参加、２００５年にはパリ・カンボン通りのシャネル本店前にパリ店をオープン。以来、今日までコレクションや店舗プレゼンテーションを通じて、日本のファッション文化や伝統技術にこだわった作品をパリから世界に発信し続けている。

２０１２年より、日本の伝統染色の友禅に着目し新作を発表し、今回のテーマはＲＯＣＫ ＴＨＥ ＹＵＺＥＮ。中でも大きな海老が躍動する図柄は東京国立博物館所蔵（使用許可済み）の江戸時代の歌舞伎の柄をアレンジ。過去２年間で、最も好評だった鶴に梅、牡丹、菊など四季の花々を配して、華麗なドレス、ケープ、ポンチョ、コートに仕上げた。
パリ店を通じ、桂由美のＹＵＺＥＮが次第にヨーロッパやアラブの人々に広がっていることを実感するコレクション・ショーとなった。

なお、今回の発表作品は本日からパリ店で販売され、日本では２月１６日に両国国技館で開催の東京コレクション１００点の中で紹介し、その後、東京店で販売される。

●コレクションを終えて／桂由美さんのコメント
会場のパビリオンバンドームには、天井から８０cmほどの大きな折り紙の鶴とくす玉が下げられ、それがライティングで壁に影絵となって写し出され、幻想的な演出空間を作ってくれました。　
様々な和紙を超える和紙を作って、和紙モードに協力してくれた越前和紙の方達が、夜を徹して折ってくれたものです。
そして床には７体の打掛がドレスの上に羽織られ、日本ムード一杯の会場で４時と５時の2回、ショーは行われました。２０１２年のエレガント一色のＹＵＺＥＮ　ＴＯＤＡＹ、２０１３年の若々しさとモダーンさを加味したＹＵＺＥＮ　ＷＡＶＥ、それぞれ大胆さと力強さで人々に訴えかけるようなＲＯＣＫ　ＴＨＥ　ＹＵＺＥＮへと進化していったのです。
特に東京国立博物館所蔵で、特別に許可を得て使った大きな海老は、パリの人々に解ってくれるだろうかという心配もありましたが、さすがはパリ、万雷の拍手で幕を閉じました。

●会場に来場した中村江里子さんのコメント
２年間、ショーを見させて頂いていますが、今回はさらにモダンになって、タイトル通りＲＯＣＫなショーでした。とても着やすそうで楽しいお洋服ですね。

●会場に来場した太田光代さん（㈱タイタン社長）のコメント
　パリで友禅のコレクションに挑戦する桂さんは素晴らしい。最近、日本のきもの文化が若い方々にも見直されているが、若い方々に友禅の良さを理解し、採り入れて頂けるとようになるといいですね。桂さんがパリコレで意欲的に、友禅を新しい洋風のデザインの中に蘇らせようとされていることに敬意を表します。

“ROCK THE YUZEN”のテーマでＹＵＭＩ　ＫＡＴＳＵＲＡ　パリ２０１４コレクション

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