価格の相場が見えにくい看板の制作費
Posted on | 12月 27, 2013 | No Comments
8.サロン店舗看板の基礎知識(全8回)その8
この章では、売上をアップさせる看板についての知識を整理してお伝えしています。
8-11.看板制作費にかかる費用は多岐に
看板の価格は、いくらぐらいが相場かというのは、見えにくいのが実情です。
のぼりの印刷が得意とか、造形物が得意とか、電飾アートが得意といった具合に、専門が細かくわかれていたり、重層的な下請け構造があるためでもあったり、また、看板の材質や形状、取付場所によってつくる素材や設置方法が違ってくるなど、条件により大幅に価格が変動するためでもあります。
費用としては、看板発注から設置まで大まかには「デザイン制作費」「製作費」「取付費」の3項目が必ずはいってきます。
たとえば、ビルの上階にある店舗の看板で、施主さまによく驚かれるのが「取付費」です。
取付設置のために、高所で作業するための重機(高所作業車やレッカー車)のレンタル代、重機のオペレーター(運転操作者)費用、道路占有のための交通整理のガードマンの費用、警察に道路使用許可をとる手数料などがはいってくるため、看板の出来上がり価格が高いと感じられるようです。
看板について最後に、気をつけたいことをおさらいしておきましょう。
気をつけたいのは、ただ大きければいいという看板、目立だけの看板では集客できないということです。
個人店で、看板製作費にお金をかけて目立たせることよりは、お客さまの支持を受けるために必要なことを第一に考え、集客力アップ、売上アップを研究しつづけるほうが大切です。また、看板づくりのパートナー選びのときも、「よりお客さまの支持をうける」ことを第一に考えてくれるところかどうかで選ぶことも大切です。目立った、面白い看板ができても、集客につながらなければ、いくら「安くつくった」と価格交渉の成功を喜んだとしても、結局お金は無駄になってしまいます。
繁盛店づくりの参考にしてください。
次回から、美容室のファサードについての連載がはじまります。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「初めての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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