美容室経営のサムソンを整理 アデランス
Posted on | 2月 24, 2010 | No Comments
アデランス(大槻忠男社長)は連結子会社で美容室経営のサムソンをM・EBOを実施し、資本関係を解消する。事業再建を進めるアデランスのノンコア事業整理に基づくもので、今後サムソンは同社の経営者と従業員が経営する。
サムソンは、BLANCOやAZURA、サムソンデリラなどの美容室を経営する業界大手のひとつ。平成18年9月にアデランスの傘下に入ったが、3期続けて純損失を計上する一方、当初期待したカツラ販売への訴求効果も上がらず、アデランスの負担になっていた。
M・EBOは、会社経営者や従業員に株式を譲渡し非上場にする手法で、アデランスは約10億円の売却益を得るが、資産譲渡にともなう損失も発生するため、アデランス連結業績に与える影響は軽微としている。
サムソンは、株式会社サムソンホールディング(野村誠社長、資本金2千万円、本社・岐阜)が引き継ぐが、株式の保有は経営者(5人)42.6%、従業員(35人)57.4%の割合になる。
M・EBOでの経営は、経営者や従業員にインセンティブが入るので、業績が上向く可能性が高いとされている。
2月23日にアデランスが発表、24日に実施。
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