「ヘア維新」 第65回全国理容競技大会開く
Posted on | 10月 21, 2013 | No Comments
安倍晋三内閣総理大臣もビデオメッセージで祝意
第65回全国理容競技大会は「ヘア維新」をキャッチフレーズに2013年10月21日、山口県山口市の維新百年記念講演にある山口県スポーツ文化センターで開催された。主催・全理連(大森利夫理事長)、実行・山口県理容組合(角野悦雄理事長)。
選手入場、国歌斉唱に続いて、大会委員長の大森利夫全理連理事長が主催者を代表して挨拶。
安倍晋三首相の言葉を引用して「意思の力を発揮すれば道は開ける。今回出場する選手の皆さんにおいても競技を通して経営に生かそうとする人もいるでしょうし、目指すところは違っても、意思を持って努力することが大切。強い意志を持ち続ければきっと実現できる。組合役員も理容業の振興に向けて努力していく」と語った。
ついで実行組合を代表して角野悦雄山口県理容組合理事長が、「全国大会が床屋発祥の地に帰ってきた。選手が主役の大会にし、大会を通じて理容業を社会にアピールしたい」と歓迎の挨拶を述べた。
来賓祝辞では、国会開催中の安倍晋三内閣総理大臣がビデオメッセージで、全理連の役割をたたえ、また2020年に開催が決まった東京オリンピックに触れ、「おもてなしをするには、身だしなみが大切だ」と語り、理容業の社会に果たす役割に期待し、祝意を伝えた。
このあと、田村厚生大臣(代理)、山口県知事、国会議員らの来賓祝辞が続き、最後に「理容業の応援団長」を自認する、吉川秀隆タカラベルモント社長が「来年のフランクフルト世界大会の次の世界大会になると思うが、世界大会を目指して頑張ってほしい」と選手を激励。山口県の代表選手とメッセージ大会に出場する2名の選手代表が「魂を込めた作品を創る」「感動を与えるメーセージを届ける」と力強く選手宣誓を行ない、第1部門クラシカルカット・ファッションカテゴリー競技の幕が切って落とされた。
第65回全国理容競技大会が開催された山口県は、下関で床屋を始めた采女亮が開業の祖といわれ、まさに理容業発祥の地。また、明治4年の断髪令は山口県出身の木戸孝允が発令したといわれ、理容業とは縁の深い地である。来賓祝辞では、それらの歴史を織り交ぜた挨拶が述べられた。
(2013年10月21日10:30分)
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