全美連 賦課金80円値上げし200円に
Posted on | 5月 31, 2013 | No Comments
全美連(全国美容業生活衛生同業組合連合会、吉井眞人理事長)は2013年5月30日開いた第67回総会で、月額120円の賦課金を80円値上げし、200円にすることを決めた。組合員の減少による収入減、高齢化にともなう共済事業の収入減などから、三根卓司前理事長当時からの賦課金の値上げが課題になっていた。16年ぶりの値上げになる。
提案理由によると、
近年10年間、組合員が毎年約2500人づつ減少し、平成13年度と平成23年度比で約3700万円の賦課金が減少し、今後も減少が見込まれること、
予定されている消費税の値上げ分を「ぜんび」などの対組合員向け事業では単純に転嫁できないこと、
耐震強度が建築基準法を満たしていない美容会館の工事に備える必要があること、
総合福祉共済制度の余剰金がかつては5000万円程度で推移していたが、平成22年度から大幅に減少し、平成23年度は245万円にまで落ち込んでいること、
などをあげている。
執行部では、値上げせずにこのまま運営すると、1組合員あたり毎月72円から103円不足すると試算している。
議案上程に際し、吉井理事長は経費の削減に努めることを大前提とし、「連合会を安定して運営し、美容業界を発展させるために積極的に事業を行うには賦課金の値上げは必要」と説明した。
賦課金値上げについては、緊急理事会を開き協議をしていたため、総会ではすんなり承認された。
なお、理容の全理連では、組合員への配布物など相違があるので単純には比較できないが、賦課金は月額450円で運営されている。
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