美容室でのLED照明を考える

Posted on | 2月 28, 2013 | No Comments

７．売上をあげる美容室店舗照明設備の基礎知識（全４回）その２
省エネでいまLED照明が注目されています。美容室にLED照明を採用したときのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

7-4. いま注目のLED照明のメリット・デメリット
LED照明設備利用のメリットは２つあります。
ひとつめは、コスト面。照明電気代が、白熱灯など他の照明設備と比べ消費電力が少ないという点です。サロン経営者としては、固定費削減、生産性向上のためとなると、サロンの照明をLEDにすることに注目されるのは当然かと思われます。
具体的な数値の目安としては、サロンのスポットライトで多用されているダイクロハロゲンとLEDを比べると、消費電力はLEDのほうがおよそ10分の１となります。サロンの全電気使用量のなかで、照明電気の占める割合がどれぐらいかにより、このコスト面の効果の大きさが違ってきます。
２つめのメリットは、長寿命という点。切れた電球を交換する手間は面倒ですので、この作業が減るのは嬉しいことかもしれません。

LED照明設備利用のデメリットは２つあります。
ひとつはコスト面。LED照明設備の初期費用は、他の照明設備よりも2013年2月時点では高いという点です。
２つめのデメリットは、雰囲気の面です。LED照明設備だけを使用するサロン内装の雰囲気は、「蛍光灯等と比べて、冷たい印象がでる場合がある」という点です。ただ、最近は昔と比べると、演出性のある色のLED電球も増えるなど、技術が格段に進歩してきているので、将来的に、技術が進み演出性という面でのデメリットも解消されてゆくことを期待したいです。雰囲気のあるサロンづくりをされる場合に、ご参考となれば嬉しいです。

LEDをメインで使用されたサロン様の内装写真例です。実際の現場での見た目は、そんなに「冷たい印象」はないのですが、写真の画像調整をしない段階では、こんなような印象になります。

次回は、「サロン照明設備の基礎知識」その３です。どうぞお楽しみに。
（著作：和田美香　「初めての美容室独立開業工事110番（http://salonopen.com）」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中）。

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