熊谷宝子講師が「源氏物語」のセミナー
Posted on | 3月 11, 2012 | No Comments
早稲田美容専門学校
早稲田美容専門学校は2012年2月20日(月)、日本有職文化研究所学長で同校別講師の熊谷宝子講師のセミナーを開催。テーマは「源氏物語への誘い」。
熊谷宝子講師は昨年公開され話題を呼んだ映画「源氏物語千年の謎」の所作指導を担当。また同校の着つけ小倉・桔梗流の監修をしている。
セミナーでは映画に関わることになったいきさつから、千年前に書かれ「もののあはれ」の世界を記した日本を代表する文学作品として読み継がれ語り継がれてきた「源氏物語」について、その作者である紫式部のこと、さらに映画の撮影現場の秘話などを語った。
学生はボディに着つけられた本物の十二単と直衣を実際に見ることができ、一つ一つの繊細な模様や着物の色使い、十二単の存在感の大きさなどにとても感動。
十二単の重さ、色の決まりや模様、身分による所作の違いなど、それぞれが疑問に思うことを質問することができ、メモを取り真剣に聞いていた。
熊谷宝子講師が撮影現場でスタッフの脱いだ靴をきちんと並べ直したところ、その日から撮影最後の日まで靴がきれいに並ぶようになったお話をしてくださり、常に周りへの気配りをする大切さや普段の行動に一つ一つが全て所作につながるということを語った。
最後に「所作とは相手への思いやりであり、相手を思う心こそが作法の原点です」と説いた。
2年生は今回のセミナーが学生生活最後のセミナーで、熊谷宝子講師から貴重なお話を聞き、これから社会人として歩んでいくに際し、自らあるべき姿をしっかり思い描いているようだった。
(情報/ニュースリリース)
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