理美容マーケット＜2011年9月＞

Posted on | 11月 1, 2011 | No Comments

理容美容の2011年9月市場動向調査が政府より発表された。それによると、物価指数が振るわないなか、理美容への家計支出は増えており、消費者は低料金サロンを頻繁に利用していることを伺わせる内容だった。

2011年9月の消費者物価指数は、総合指数（生鮮食料品を除く）が９９．９だったのに対し、理美容サービスは９９．４だった。
前年同月比では総合指数が０．２で3ヶ月続けてのプラスだったが、理美容サービスは▼０．４で、年初来のマイナス。他の物価が改善方向にあるのに対し、理美容は依然デフレのままだ。

物価指数の元データとなる全国小売物価調査は下表の通りだが、都市別の値動きはここ数ヶ月少なく､9月も変動した都市は僅かだった。

一方、消費者の理美容への支払いは前年同月比でパーマがマイナスだった以外はプラスに転じている。しかも理容、カットで１０％を超すプラスで、消費意欲は回復しているようだ。

現状の数値では消費者は低料金サロンを頻繁に利用していることを伺わせるものだが、今後、消費意欲が改善していることから理美容の物価指数が上昇する可能性は高いと予測できる。

【消費者物価指数（理美容）／9月】

＜2011年10月28日発表＞

パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。

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【全国小売物価調査／9月】

＜2011年10月28日発表＞

＊前年比は前年同月比

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【家計調査／9月】

＜2011年9月30日発表＞

＊前年比は前年同月比

＊家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出

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