美容室、82%が再来店せず リピートを分ける接客と空間
Posted on | 12月 24, 2025 | No Comments
1回限りの利用で終わる割合は調査によってばらつきがあるが、「美容室をリピートしなかった経験がある」と答えた人が82%に上るという調査結果が発表された。
株式会社ファンくるは、「ファンくる」会員943名(男性207名、女性736名)を対象に、美容室に関する消費者調査を実施し、その結果を2025年12月23日に公表した。
調査によると、「1回のみの利用で、その後リピートしなかった経験がある」と回答した人は82%に達した。リピートしなかった最大の理由は「施術の仕上がり・効果」で51%と最も多かった。一方で、「スタッフの接客態度・言葉遣い」「店内の雰囲気・清潔感・設備」「価格設定」など、技術以外の要因を挙げる回答も少なくなく、同社は「技術力だけで顧客をつなぎ止めることの難しさが浮き彫りになった」と分析している。
一方、継続利用している人は「接客の距離感」や「さりげない気遣い」を高く評価していた。また、再来店を促す有効な手段として、クーポンの発行が挙げられている。
固定客化に関するユーザー調査は、年齢層や都市部か否かといった居住地条件によって結果に差が出やすい。一般には技術力や仕上がりが重視されるが、実際には立地の近さや料金水準なども含め、利用者は総合的に判断してサロンを選び、継続利用しているとみられる。
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