理髪料・カット代が前期比マイナス パーマ代は回復傾向 【家計調査2025年7〜9月期】
Posted on | 11月 7, 2025 | No Comments
総務省は2025年11月7日、2025年7〜9月期の家計調査(二人以上の世帯)を発表した。名目ベースで理髪料とカット代が前期比マイナスとなった。理髪料のマイナス幅は二桁と大きく、前年同期比でもマイナスだった。
低迷が続くパーマネント代だが、今期は前期比・前年同期比ともにプラスに転じた。ヘアカラーのほか、エステ、ネイル、アイビューティなどを含む「その他の理美容代」は、前期比ではわずかにマイナスだったものの、前年同期比では+5.3ポイントと好調を維持している。
なお、今期から基準年が2025年に改定された。
2025年7-9月期美容サービス支出(名目値、単位%)
| 項目 | 前期比 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 消費支出 | -1.5 | 5.3 |
| 理髪料 | -10.8 | -5.1 |
| パーマネント代 | 4.7 | 5.5 |
| カット代 | -2.8 | 1.9 |
| 他の理美容代 | -0.2 | 5.3 |

消費支出に占める割合を示す家計調査係数(*、上のグラフ)では、パーマネント代が2期連続で上昇した。一方、理髪料とカット代は下降した。3年間の推移はおおむね横ばいだが、コロナ禍からの回復はなお遅れている。
*家計調査係数=消費支出を10,000としたときの比率。消費支出に占める各項目の割合を示す指標。
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