『離職率1%の会社が編み出した超人財定着術』
Posted on | 9月 13, 2024 | No Comments
パノラマ評価が離職率を下げる
現代のZ世代の新入社員は、承認ではなく「笑認」されたい。
慢性的な人手不足に悩む理美容業界にあって、正社員の離職率はたった1%という会社を経営している著者『離職率1%の会社が編み出した超人財定着術』(マネジメント社)を上梓した。
著者は理美容室はじめ介護、クリーニングなどの事業を展開、200名以上が在籍しているハートサービスグループの各企業で専務取締役を務める高安敏行氏。このグループ会社の正社員離職率は驚異の1%。離職率を下げたのは、社員の「自己重要感」と「心理的安全性」を満たす「新しい人事評価」(パノラマ評価)。
笑認+上司や部下などに関係なくあらゆる方向から評価対象者を評価する「360度評価」を取り入れたことにより社員同士ばかりでなく自分自身への興味関心を持つなど前向きな効果が生み出され、離職率を下げる。
離職の理由に給料の低さなど待遇面での不満をあげる人は多い。著者も、まず賃上げを試みますが辞めていくスタッフはあとをたたない。そこで、今働いている社員に関心を持ち、貢献を認めてあげることが大切との結論に至った。著者の経験と実践のもとづく著書。
離職率の高さに悩む理美容室経営者におすすめの1冊。
<書籍情報>
『離職率1%の会社が編み出した超人財定着術』
株式会社マネジメント社 (2024年8月30日発売)
¥1650(税込)
Amazonなどから購入できる。
タグ: 本の紹介, 離職防止