老化へのアプローチにセラミドの可能性
Posted on | 6月 28, 2023 | No Comments
肌の保湿成分(バリア機能)として化粧品などに配合されているセラミドだが、セラミドには、抗炎症作用もありことがわかり、老化に対する新たなアプローチとしての可能性がる。
ロート製薬が同社の研究結果を2023年6月27日発表した。
同社独自のセラミド混合物(ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシンとセラミド6IIの混合物)をナノ化したセラミドコンプレックスが化細胞によって引き起こされる炎症を抑制する可能性を確認。さらに肌の赤みを抑え、皮膚弾力の向上や毛穴、シミの改善作用も見出し、肌の老化症状に対する改善も認めらた、という。
同社では、細胞は老化することで慢性的な炎症が生じ、老化が加速することが知られており、セラミドの抗炎症作用は老化に対する新たなアプローチとして有用であると考えられます。今後も、バリア機能にとどまらないセラミドの機能性研究を進めることで、肌悩みの根本から対処することが出来る、より満足度の高い製品開発を目指していきます、としている。
検証方法については
正常ヒトケラチノサイトにSASP因子の1つであるIL-1βを添加し、NFκBのサブユニットであるp65を免疫染色することで、NFκBの核内移行を評価した。
など、各段階ごとに行っているが、専門的すぎるので省略。
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