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自家毛髪培養細胞による薄毛治療の臨床研究

Posted on | 12月 20, 2020 | No Comments

資生堂再生医療開発室など
東京医科大学皮膚科、東邦大学医療センター、杏林大学医学部と資生堂再生医療開発室は、再生医療による新しい薄毛治療法の実現を目指し、すでに確立されている自家毛髪培養細胞による改善方法の安全性を確認するための臨床研究を開始する、と2020年12月10日発表した。

東京医科大学皮膚科、東邦大学医療センター、資生堂再生医療開発室(細胞培養加工担当)はこれまでの研究で、自家毛髪培養細胞を用いた細胞治療法に安全性と改善効果を確認。今後、臨床における治療法の確立を目指すためには、頭頂部とその周辺のより広い範囲の薄毛部に自家毛髪培養細胞を複数回投与し、見た目でわかる治療効果と安全性を示す必要があることから、杏林大学医学部 皮膚科学教室を加えたチームで臨床研究を開始するというもの。
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臨床方法は、被験者の後頭部から少量の皮膚組織(直径数mm)を採取し、それを細胞加工施設(資生堂細胞培養加工センター;SPEC)に輸送し、毛包DSC組織(自家毛球部毛鞘細胞)を単離、培養し、細胞加工物 S-DSCを獲得する。男女合計40名程度の被験者に対して、頭頂部とその周辺の広範囲の脱毛部位に、獲得したS-DSC を注入する。一定期間後、もう一度同一部位に注入する。
観察期間は注入後1.5年、安全性フォロー2年としているので、結果がわかるのは数年後になる。

(情報/プレスリリース)

薄毛治療は現在ミノキシジル(プロペシア)による治療が行われているが、再生医療による治療研究も米国のボズレー社をはじめ、かねてから行われている。またゲノム(遺伝子工学)による研究も行われている。しかし、男女の脱毛症は重篤な疾患でないことから、通常の治療に比べ、100%に近い安全性が求められており、それがネックとなってなかなか実用化されいないのが現状である。

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タグ: クローン毛髪再生, 毛髪培養細胞, 薄毛治療

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