2019年の美容系物価 総合指数を上回る伸び
Posted on | 1月 25, 2020 | No Comments
総務省が2020年1月24日に発表した2019年消費者物価指数(2015年=100、速報値)によると、美容系物価指数のうち、理容、ヘアカット、ヘアカラーは総合指数(生鮮食料品を除く、以下同)に及ばなかったものの、前年比ではすべての美容系物価が総合指数を上回る伸びを示した。
2019年の総合指数は101.7(前年比+0.7ポイント)だった。
これに対し、
理容:101.2(同+1.0)
パーマネント:102.2(同+1.9)
ヘアカット:101.5(同+1.1)
ヘアカラー:101.3(同+1.2)
で、パーマネントを除き、総合指数を下回った。
エステティックを除いた美容系物価指数は、2015年から2018年までの4年間にわたり横ばい・微増と低迷していたのが響き、総合指数を下回る結果となっている。
またエステティックについては、2014年に落ち込んだが、2016年に大きく回復している。
業況は、料金動向を示す物価指数のほかに、消費者の購買動向などをみなければ判断できないが、物価指数が上昇したのは好材料といえる。
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