アピアランスケアで重要な脱毛対応
Posted on | 10月 9, 2019 | No Comments
アピアランスケアに関する意識調査
病気などにともなうアピアランスケアについては、医療関係者をはじめ美容業界でも対応が求められているが、乳がん経験者の方を対象にした「アピアランスケアに関する意識調査」が2019年10月8日発表され、外見の変化で気になるのはやはり「脱毛」だった。
調査では「外見の変化はありましたか?」と尋ねたところ48%が「あった」と回答。「あった」との回答者に、変化があった部分で最も気になったところはどこか尋ねたところ(単一回答)、半数を超える人が「脱毛」(53.0%)と回答。続いて、「手術による乳房切除」(23.3%)、「手術痕」(13.3%)、「皮膚の変化」(4.8%)、「爪の変形・変色」(3.2%)だった。
同じく外見の変化が「あった」との回答者に、外見の変化へのケア(アピアランスケア)で行っていたことを尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのが「ウィッグの着用」(63.5%)、続いて「医療用帽子の着用」(38.6%)、「メイク」(19.7%)、「ネイルケア」(18.5%)だった。
前問で「ウィッグの着用」と答えた人に対して、ウィッグを着用することによる変化を尋ねたところ、約69%の人が「外出できるようになった」と回答、外見上のケア(アピアランスケア)が患者の生活面で大きな効果があるのがわかった。
アピアランスケアに関しては、専門知識をもった美容師やネイりストの対応が求めらているのが、患者サイドの調査からも明らかになった、といえる。
この調査、社会貢献の一環としてアピアランスケアを行っているアデランスが調査したもの。
<調査概要>
○調査名:がんとアピアランスケアに関する意識調査
○調査対象:乳がんに罹患したことのある全国30~60代以上の女性515名(有効回答数)
○調査期間:2019年9月17日(火)~9月18日(水) 2日間
○調査方法:インターネットアンケート
タグ: アピアランス, アピアランスケア, アピアランス美容師