理美容師国家試の験筆記試験 設問数は5分野 55問

Posted on | 3月 29, 2019 | No Comments

理容師美容師試験研修センターは、規制緩和にともない理容師美容師のダブルライセンスを取得しやすくした法改正（＊１）を受け、2019年3月26日「新制度による筆記試験実施要領」を発表。筆記試験は5分野（7課目）から合計55問が出題される。すでに理容美容教育センターのカリキュラムは新制度に移行しており、2020年春の試験から実施される。

なお、昼夜間課程は2019年9月30日までに、通信課程は2020年3月31日までに養成施設を卒業する受験生は旧制度での授業を受けているため、従来の筆記試験で受験する。
すでに一方の受験資格を有している受験生は、他方の技術理論のみ筆記試験を受ける。

筆記試験の対象課目は、関係法規・制度、衛生管理、保健、香粧品化学、文化論、理容技術理論（美容技術理論）、運営管理の7課目。これを次の5分野に括り筆記試験を行う。カッコ内は設問数。
・関係法規・制度及び運営管理 （１０問）
・衛生管理 （１５問）
・保健 （１０問）
・香粧品化学 （５問）
・文化論及び理(美)容技術理論 （１５問）
合計 ５５問

発表された実施要領では、「留意事項」として、制度変更を検討した委員会（＊２）で組合側委員から強く要望のあった「衛生行政」、「政策金融の意義と仕組み」など組合の根拠法である「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づく事項が列挙されていることから、これらが試験問題に反映される可能性が高い。

＊１　「理容師法施行規則等の一部を改正する省令（平成２９年３月３１日、厚生労働省令第３９号）」
＊２　厚生労働省「理容師・美容師の養成のあり方に関する検討会」

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