「日本髪の世界」 石原哲男さんが自費出版
Posted on | 12月 11, 2016 | No Comments
京都の結髪師による結髪の教則本が2016年12月発刊された。「日本髪の世界」。京都の花街で長年、芸妓さんや舞妓さんの髪を結ってきた石原哲男さん(68)が自費出版したもの。
髪結職は、江戸後期に江戸・深川で誕生したとされ、以来明治までは広く活躍していたが、戦後は花街に限られるようになり、花街が衰退すると京都など一部の地域でしか残っていない。まさに絶滅危惧職といえる。
ところが、昨今京都でも外国人観光客の増加とともに、着物に日本髪を結う姿を見かけるようになり、石原さんは「髪形の乱れが目に余る」と、自身が修得した髪結の伝統を伝える本の出版に思い至ったという。
B4判変型のオールカラーページ。
結髪のテクニックを紹介、解説した基本編と、各種の日本髪を紹介した上・下編の計3冊セット。
価格は2万円(税別)。1500セットの限定販売。
高島屋京都店の6階の書籍売り場で販売。
タグ: ブック, 日本髪, 髪結