美容室施工で、契約書は一呼吸おいて確認を
Posted on | 10月 31, 2016 | No Comments
契約書を交わすときの確認ポイント(全2回)その1
見積や設計に納得できたら、次は、工事請負契約を結ぶステップへと進みます。
契約書には、工事請負契約書にあわせて、本見積書と設計図書が添付されます。
工事請負契約書のおおまかな内容は、工事請負者が設計どおりに施工すること、設計図書に適合しない施主の要求があるときは、互いに合意するための協議をすることといったことが書かれています。
契約のための書類をうけとったら、時間をかけて確認する余裕をもちましょう。
契約時の確認としては、まず必要な書類がそろっているかどうかという点からはじめてください。
図面は、途中で変更した箇所が最終的に直っているかどうか確認してください。
見積書には、別途工事費も含まれているか、別になっているかどうかも確認してください。
もし一人で判断がつかないときは、法律の専門家や、建築の専門家などにアドバイスをもとめるとより堅実です。
店舗工事は、不動産を借りてから工事が始まるため、一日でも余分な家賃を払いたくないからと、無理に工期を短く依頼してなんとか1日でも工事を着工したいという希望の施主様か多いのが実情です。
そのため、とにかく早く工事をはじめて終わらせてほしいとの気持ちから、契約前に、設計図書や見積書もふくめて書類をよく確認しないままどんどんすすんでゆかれ、あとから「こんなはずではなかった」とおっしゃる現場をよくお聞きします。
そうならないために、契約前には、一呼吸おいて、あとでトラブルにならないよう、きちんと確認する期間をもっていただくことをお勧めしたいです。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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