アンティークスタイルな美容室
Posted on | 5月 31, 2015 | No Comments
イメージしたスタイルに近づく(全4回)その3
アンティークスタイル
温かみのある雰囲気を演出したいときに適したスタイルです。使い古された小物とマッチしやすく、独特のかわいらしさや、懐かしさは、年代を問わずに愛着をもたれます。
アンティークスタイルといっても、多くの種類があります。
たとえば、アメリカの60年代をテーマにするアンティークと、18世紀フランスの宮廷インテリアをまねしたアンティークスタイルでは大きく違うように、時代別、そして地域別によって雰囲気がまったくかわってきます。そのため、注文するときは、どの時代のどの地域が好きなのかを特定しておくと設計者につたわりやすいです。
アンティークスタイルは、基本、木製家具をベースに、壁を汚したり、壊れた風にわざと作り、使い古された風な小物や古木を用います。
壁は、石積み風、レンガ風、コテ跡をわざと残した塗り壁風、刷毛あとがついた手塗り風のペンキ、木材の自由なラインをもちいるのが効果的です。
基本ナチュラル素材をつかいますが、壁や窓などに、赤や緑、青などの鮮やかな色を用いいてもかわいさと温かみが増し、効果的です。
また、アルミやスチールや鉄でも、きれいすぎないアンティークな印象あればOKです。
最近では、自然素材をつかった風に作りこむ特殊塗装技術、モルタル造形エイジングの技法が、美容室だけでなく飲食店も含めた店舗全般で注目されています。その理由は、ナチュラル素材の重量が床にかからない点、つくりこみ方によっては、自然素材を実際につかうより壁へのほどこし方に制限をうけない点です。
次回は、ナチュラルスタイルです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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