白川太郎博士が免疫美容学会で講演
Posted on | 10月 3, 2014 | No Comments
日本免疫美容学会の設立を記念して第1回学術会議が2014年9月30日、東京池袋のメトロポリタンホテルで開かれた。
学術会議の冒頭、島野孝子日本免疫美容協会理事長が学会設立に至る経緯を報告。「この学会に医師の先生方やエステティシャン、美容師さんら美に関係する多くの人に参加いただき、免疫美容を学術的な面から究めていきたい」とあいさつした。
免疫美容には30年にわたる施術により数多くの肌の改善事例を有するが、学術会議ではその中から、脱ステロイド、アレルギー皮膚炎、発毛、エイジングケアなどの改善事例が映像とともに発表され、免疫美容の確かな効果を再認識した。
このあと、アミノ酸研究家で免疫美容で使用する複合アミノ酸化粧品を開発した小山秀男講師が「ランゲルハンス細胞をいわない化粧品のウソ」のテーマで講演。いま市販されている化粧品は肌に潤いを与える、つまり肌の表面に付着するだけの化粧品とし、これからはランゲルハンス細胞に感査する化粧品の時代になると語った。また、アベノミクスで女性の雇用を促進している今こそ「肌の悩み解消サロン」として大きなチャンスだ、と説いた。
学術会議の締めは白川博士の「ペプチドによる免疫反応」の講演。白川博士は「アレルギーの白川」と自己紹介し、アレルギー性皮膚炎はもちろん、脱ステロイドを掲げてのアトピー性皮膚炎の対処法を研究している。白川博士は、肌や毛髪を生成する表皮幹細胞のバジル細胞の生理実験(京大医学部、神戸大医学部共同研究)の紹介や、アミノ酸複合体のオリゴペプチドの細胞透過(濃度勾配)など学術的な最新の基礎研究を分かりやすく説明し、学術会議で発表された改善事例について科学的な解析をしてみせた。
学術会議終了後は会場を移し、懇親会が開かれ、石坂泰造エステティックジャーナル編集長らが、学術会議を設立を祝い、今後の発展を期すあいさつをのべた。会場では白川博士を囲み、和やかな歓談風景が繰り広げられた。
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