徹底した非日常の演出を
Posted on | 5月 31, 2014 | No Comments
9.お客を集める外装デザイン(全14回)その5
先回は、10カ条のその①ライフスタイルを固める、をお伝えしました。今回は、その②、その③として、<アプローチを大切にする>をテーマに紹介します。
入りたくなるお店の10カ条<アプローチを大切にする>
10カ条のその①は、サロンで得られるきれいの結果だけでなく、サロンのなかで過ごす時間には具体的にどのような楽しみが待っているかを感じさせる要素を入れることです。
ポイントは、お店をつくる側の視点を忘れ、「自分が入り口でどのように迎えられると嬉しかったかという経験」を思いだして盛り込んでいただくことです。たとえば、かわいい小物につい目が吸い寄せられたり、ほのかなアロマの香りについ足が向いたりした経験はありませんでしたか? 駐車スペースや、内部のカットスペースの広さといった必要空間を確保することばかりを考えがちですが、無駄と思える空間がおもてなしの仕掛けや販促スペースとなることがあります。
うちのサロンは小規模だからとあきらめずに、小さなスペースのなかで、おもてなしの気持ちが活きる空間を持つということ忘れずにいてください。
10カ条のその②は、アプローチで、徹底して非日常を演出しつづけることです。
店舗の入口に、手入れをしていないプランターがあったり、通勤用自転車やバイクが置かれていたり、サロンのタオルが干されていたり、看板がポスターが太陽光で色あせていたり……なんて光景を目にしたことありませんか? 他人のお店を第三者としてみると、みっともないことがわかります。
でも、お店側の者としてしかみていないと、こういうことに気づかずにすごしがちです。お店は非日常を演出するところだと常に意識していないと、ファサードやアプローチがおざなりになりますので、気をつけましょう。綺麗に掃除すればいいというわけではありません。日常臭さは、NGです。
次回もひきつづき、美容室のファサードについてです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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