「工夫」で、美容室を演出する
Posted on | 8月 1, 2012 | No Comments
5.美容室店舗内装材選びの基礎知識(全4回)その3
今回は「美容室店舗内装材選びの基礎知識」として、色の選択、家具を使っての演出方法などについて考えてみましょう。
5-3 広く感じられる色選び
大きな面積を占める、壁、床、天井の色選びが、部屋の印象を大きく左右します。
白やクリーム色など、淡く明るい色は、のびのびと、見た目に軽やか、さわやかな印象を与えます。
黒やダークブラウンなどは、落ち着きや重厚感を感じさせるメリットがあります。ただし、面積が広くないサロンの場合、引き締まって、狭く感じられてしまうので要注意です。
5-4 家具で演出する方法も考える
夢のいっぱいつまった独立開業ですので、好きなテイストにあわせたいと力が入ります。ですが、あまり凝ると、内装のコストがかかります。内装コストを抑えるには、できるだけベーシックでシンプルなものにするのが吉です。
また、内装に含まれる造作家具は、店舗デザインを統一するのには大きな影響を与えますが、コストもかかります。コストダウンには、既成家具やインテリアをうまく組み合わせる方法も検討できます。
5-5 統一のとれた内装デザインにするには
細部まで色使いやデザインがトータルに調和していると、センスよく感じられます。ですが、最初から細部まで決めるのは大変ですね。
まずは、雑誌や、他のサロン、他業種のショップなどをみて、「ナチュラル」や「モダン」「カントリー」といった、自分が好きなテイストを選び、目指すスタイルをキーワードで表現してみましょう。デザインテイスト用語がわからなくても、「ぬくもり感」や「クール」といった印象を表わす言葉や、「アースカラー」「モノトーン」といった色使いの言葉でもOK。統一感のある素材や、部材、インテリアを選ぶ手がかりになります。
次回は、「内装材選びの基礎知識」その3です。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「初めての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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