第5回エステティック学術会議 老化対策をテーマに
Posted on | 9月 28, 2010 | No Comments
「ウエルエイジングへの挑戦 エステティックの明るい未来を創造する」をテーマにした第5回エステティック学術会議が2010年9月28日、東京で開かれた。主催・エステティック研究財団。
エステティック研究財団を構成する全国理容生活衛生同業組合連合会、全日本美容業生活衛生同業組合連合会、日本エステティック協会、日本エステティック業協会が持ち回りで開いているもので、一巡して日本エステティック協会が主管した。
荘司礼子会頭(日本エステティック協会理事長)が「老化現象を科学的に捉えた講演に期待している」と開会のあいさつを述べたのに続き、外山千也厚生労働省健康局長(代理)が「消費者が安全で安心して利用できるエステティックの育成に寄与してほしい」と学術会議の成功を期待した。基調講演は化粧品メーカーの研究所長で薬剤師の荒金久美さんが、「化粧品のできること 肌の老化研究はどこまですすんでいるか?」のテーマで講演。
自社の告知や商品紹介を交えながら、紫外線が及ぼす肌の光老化、光加齢への対応を説明。薬事法で明確に規定されている化粧品と医薬品が、徐々にボーダレスになる傾向にあるとし、平成11年より施行された新指定医薬部外品の許可製品を紹介しがら、肌の老化を防ぐ化粧品の最前線を講演した。
日本エスティック協会の創始者の故・芝山みよか氏の偉業を讃える「芝山みよか記念講演」は、日本美容皮膚科学会理事長、日本皮膚アレルギー学会理事長などを務める古川福実和歌山医大付属病院副院長が「さまざまなストレスから考える肌の老化」のテーマで講演。神経免疫学、内分泌学が老化に深く関わっていることが実証されているとし、おもしろおかしく語った。とくにピーリングによる効果について、詳解していた。
講演はこのあと、
「アンチエイジングに対するエステティックの可能性」、「携帯電話による肌解析システム」、「エステティシャンの可能性 緩和ケアとソシオエステティック」などの講演が行われた。
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