美容系専門サロン利用者は年々増加

Posted on | 1月 10, 2020 | No Comments

専門サロンに関する調査
カット専門店、カラー専門店はじめヘッドスパ専門店などなど美容業界には多くの「専門店」が出現しているが、その利用実態などに関する調査結果が2020年1月7日発表された。「専門サロンに関する調査」。

ホットペッパービューティーアカデミー（リクルートライフスタイル）が20代から40代の女性利用者、同未利用者を対象にした調査で、調査結果についてはすでに発表されているが、今回は専門サロンのマーケットボリュームの推計も実施して公表した。今後の専門サロンの可能性を占う上でも参考になる。

タイプ別専門サロン利用状況（推計）

その他の主なサマリー
1専門サロン市場のボリュームは？
・20～40代女性の約3割は専門サロンの利用経験者
年代別にみると、直近1年以内利用者は20代で18.7％と最も多い
・お値打ち系は15.5％、効果改善系は20.4％が利用経験あり。20代の1割強は、1年以内にいずれかの効果改善系専門サロンを利用している
・ヘア･頭皮関連の専門サロンは認知率･利用経験率ともに高めで、中でも特に高いのは｢ヘッドスパ・ヘッドマッサージ専門サロン｣

2専門サロンの利用者と未利用者の違いは？
・専門サロン利用者は、未利用者に比べ、「年齢層低め」「未婚多め」「同居子なし多め」「年収高め」。特に効果改善系利用者にその傾向が強い
・専門サロン利用者は全ての項目において非利用者よりもスコアが高く、情報に対する意識の高さがうかがえる
・専門サロン利用者は「質重視」「コト消費気質」「新しいもの/流行りもの好き」といった特徴がみられ、特に効果改善系利用者はその傾向が強い
・専門サロン利用者は、未利用者よりも可処分所得/消費金額ともに高め
また、利用者の中でも、お値打ち系利用者と効果改善系利用者の間に差があり、可処分所得では月1万円以上の差が開いている
・効果改善系専門サロン利用者は、休日に自由に使える時間が比較的多い
・効果改善系専門サロン利用者は、気になる部位のスコアが軒並み高く、フェイス系やボディ系は特に差が開いている
・専門サロン利用 者 は、自宅や専門以外の美容サロンでも気になる部位をケアしている人が多く、特に効果改善系利用者にその傾向がみられる

3専門サロンの利用実態・意識は？
・専門以外の美容サロンは｢手間･時間の削減｣が上位にあがるが、専門サロン(特に効果改善系)は｢仕上がりの良さ｣｢専門的なアドバイス･提案｣など、プロの専門スキルへの期待が利用理由になっている
・総じて専門サロンの方が専門以外の美容サロンよりも利用時間が短く、単品メニューで手早く利用している実態がうかがえる
・お値打ち系専門サロンの利用金額は、一般的な美容サロンメニューの利用金額と同程度かやや安めの一方、効果改善系の専門サロンは全般的に高めの傾向
・専門以外の美容サロンと専門サロンで上位にあがる不満はほぼ共通。専門サロン特有の不満では、｢(期待よりも)効果がない｣｢普段のサロンとの差が分からない｣といった仕上がりや、｢予約が取りづらい｣｢サロンの選択肢が少ない｣といった店舗数の少なさに関するものなどがあがった
・お値打ち系専門サロンは価格が安いため質も下がるのか、全般的に専門以外サロンに比べて満足度が低め。その他、｢トリートメント｣｢ネイルケア｣｢ヘッドスパ｣｢シャンプー･ブロー｣など普段のサロンでついでに行えるようなメニューについても、専門サロン満足度は低め。一方、いつものサロンではあまりできないような｢小顔矯正｣｢眉毛ケア｣などの専門サロン満足度は高め

【調査対象専門サロン】
＜ヘア・頭皮＞
1ヘッドスパ ・ヘッドマッサージ専門サロン
2薄毛 専門サロン
3髪質 改善・クセ毛ケア専門サロン
▲4シャンプー ・ブロー専門サロン
5トリートメント 専門サロン
●6カラー 専門サロン
●7カット 専門サロン
●8ヘアアレンジ ・メイク専門サロン
▲9ヘアエクステ 専門 サロン

＜フェイシャル・肌＞
10ニキビケア 専門サロン
11毛穴 ケア専門サロン
▲12シェービング 専門サロン
13しわ ・しみ・そばかすケア専門サロン
14小顔 矯正専門サロン
15隆 鼻矯正専門サロン

＜アイ・目元＞
16アイブロウ ・眉毛ケア専門サロン
17目元 ケア専門サロン （クマ、シワ、たるみ、眼精疲労など）

＜歯＞
18ホワイトニング 専門サロン （歯科・デンタルクリニックなどの医療機関は除く）

＜ネイル＞
19自爪 のネイルケア専門サロン （ジェルネイル、マニキュア以外の自爪のお手入れ）

＜ボディ＞
20バストアップ ・バストケア専門サロン
21セルライト 除去専門サロン
22フットケア 専門サロン （巻爪、かかとケアなど）

無印＝効果改善系専門サロン
●＝お値打ち系専門サロン
▲＝その他の専門サロン

【調査概要】
①利用者 ：専門サロンの直近 1 年以内利用経験あり＆今後の利用意向あり
②未利用者：専門サロンの認知あり＆利用経験なし＆興味あり
ウエイトバック後のサンプル数、①②合計2472サンプル

調査時期：2018年3月20日～3月22日
調査方法：インターネット

調査結果の詳細は
http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/01/report_20180514.pdf

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