景気回復 遠い理美容業界 <6月の家計調査>
Posted on | 7月 31, 2014 | No Comments
総務省は2014年7月29日、6月の家計調査(二人以上の世帯)を発表した。ネイルやエステティックなどを含む、美容総合は前年同月比11.5と好調だったが、理容、パーマネント、ヘアカットはいづれもマイナスだった。
6月の家計調査・前年同月比は次の通り。
品目/前年同月比
理容/▼9.9
パーマ/▼21.3
カット/▼9.1
美容総合/11.5
7月25日に発表された物価指数では、パーママネントが103.7と消費税増税分を超えて伸びたが、他は3%未満にとどまった。
パーマネントの物価指数は順調に伸びているものの、家計調査ではマイナス21.3%と大きく落ち込んだ。料金は上がっているが、利用回数が落ち込んでいるためだ。
家計調査(二人以上の世帯)全体の消費支出は前年同月比▼3.0%、住居関係を除くと▼3.7%と、「インフレに転じた」としている割には、支出は伸び悩んでいる。
理美容関係も料金は値上がり傾向にはあるが、肝心の消費者の支出、つまり業界の収入は減っているのが現状だ。
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